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【完結】ピッツァに嘘はない! 改訂版  作者: 櫛田こころ
第十六章 異界のバカンスのために
481/616

481.爽やかレモネード

お待たせ致しましたー

 明日には、お城での開放期間も終わるらしいので……今日が一番来客数が多いらしい。


 僕らとしてはありがたいことだ。


 ピークのピークを過ぎた時は……ティータイムくらいの時間まで、ファルミア以外全力で取り掛かっていたから。



「……悪いわね?」



 ファルミアはちょっとつわりが来たと言うことで、戦線離脱してたけど……ちっとも悪くないもん。


 お腹の赤ちゃんは最優先だから。



「全然大丈夫だよ、ファルミア」



 親友として、僕は首を左右に振った。



「ふゅふゅ!(赤ちゃん大事!)」

「ね?」

「なんて?」

「赤ちゃんが大事だって」

「……ありがとう」



 クラウをきゅっと抱っこしてくれたら、クラウはファルミアの腕の中できゃっきゃとはしゃいだのだった。



「ふゅ!(きゃー!)」

「あなたも良い子ね?」

「ふゅ?(良い子?)」

「そうだよ、クラウ」



 ピッツァ回しが得意だって、意外な特技もあったけど。


 基本的に良い子のお陰で……僕らは助かっている。クラウがいなきゃ……ピッツァの回転数ももっと大変だっただろうから。


 ファルミアと二人で撫で撫でしてあげてから……次は夕飯タイムだ。


 生地の仕込みとかは、時間操作はフィーさんが頑張ってくれているけど。捏ね上げとかはレストラーゼさんがメインで進めていた。


 お陰で、交代で休憩が取れているので……僕らも僕らで遅めのお昼ご飯を食べることに。



「……酸っぱいものが欲しいわね」

「レモネード作る?」

「あら素敵」

「レモネードってなぁに?」

「簡単なリモニのジュースですよ」



 作った方が早いのと……皆さん喉が渇いているからと。レモン搾り要員。氷砕き要員などに分かれて。


 炭酸はないから……スカッシュには出来ないけど。


 蜂蜜とかをたっぷり入れて。


 甘酸っぱい、レモネードの出来上がり!!



「……リモニの果汁と、水に蜂蜜だけ?」



 フィーさんは、出来上がったレモネードを見て『へー?』とグラスを見つめていた。



「簡単ですよ? 包丁もそんなに使わないですし」

「……ふーん?」



 ごくっと飲んでくださると……すぐにお決まりの顔に!!


 無茶苦茶酸っぱかったかも!!



「大丈夫です?」

「酸っぱ!? ……あれ、なんかスッキリする」

「甘いものもいいけど……適度に酸味あるものも良いのよね?」

「びゅ!?(しゅっぱー!?)」



 ひと休みへのリフレッシュにはもってこいだったみたい。


 遅めのお昼ご飯には……濃いものが欲しくなってきたので、とのファルミアのリクエストもあり。


 ちょっと辛めのウィンナー入りのパンツェロッティとなりました。

次回は月曜日〜

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