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【完結】ピッツァに嘘はない! 改訂版  作者: 櫛田こころ
第十五章 異界の夏に向けて
467/616

467.神獣としてのコツ(クラウ視点)

お待たせ致しましたー








 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆(クラウ視点)










 わーいわーい!!


 僕も出来る出来るぅ!!


 カティアのように、出来るぅ!!


 なんで、出来るようになったかと言われても……わかんない。


 ただ、カティアが楽しそうにしているから……僕も出来るかなって。


 手だけじゃ無理だったから、足も使ってみたんだけど……出来ちゃったんだ!!


 カティアにすっごく褒めてもらえた!!


 イシャールやシャルロッタにも!!


 僕……前みたいにじっとしてるだけじゃなくていいんだって!!


 お仕事の日には……いっぱいピッツァも食べていいんだって!!


 やったぁ!!



「ふーゅぅ(くるくるー!)」



 創世神様は失敗しちゃったけど……僕はどんどん出来ちゃうよ!!


 練習のために、たっくさん生地を伸ばしていくんだ!!


 カティアやイシャールとかが、仕上げてピッツァにしてくれる!!


 いい匂いがすっごい!!



「おっしゃぁ!! 出来たぞ!!」

「こっちもです!!」



 ピッツァ、ピッツァ〜!!


 いっぱい、色々ピッツァ〜!!


 練習だから……たくさん食べていいんだって!!


 僕、いっぱい頑張ったからいいんだって!!


 どれがいいかなあ?


 マトゥラーとヘルネとカッツのピッツァかなあ?


 もぐもぐ食べても、いつものようにカティアに怒られない。


 僕が頑張ったからなんだ!



(……もっと、カティアの役に立ちたいなぁ)



 今日出来たことももちろんだけど。


 カティア達のために……もっともっと色んなことが出来るようになりたい。


 ファルミアとも……もっともっとお友達になれたそうだけど。ファルミアとは、もう少し先にならないと会えないんだって。


 ちょっぴり寂しいけど……そこは我慢しなくちゃ。


 しきょーの皆とも、会いたいけどね?



「……クラウ、ちょっといーい?」



 もぐもぐ食べてたら、創世神様に声をかけられた。



「ふゅ?(なーに?)」

「あれ、どーやれば綺麗に出来るの?」

「ふゅ?(あれ?)」

「くるくるするの」

「ふゅふゅ!(くーるくるするだけ!)」

「わかんないよ!?」



 本当の事を言ったのに、創世神様にはわかんないみたい。


 僕はその通りにしただけなのに。



「感覚掴んじゃうと、個人個人で癖が違いますからね?」



 カティアにはわかってもらえているから……それを創世神様に伝えると、創世神様はガックリと肩を落としちゃった。



「……癖、か」

「フィーさんの料理の手際とか、それも癖ですよ。ゆっくり練習しましょう!」

「……うん」

「あと、今思い出したんですけど……フィーさんに聞きたいことが」

「? なに?」



 カティアが創世神様とごにょごにょ話しているんだけど……あんまり聞こえない。


 何を内緒しているんだろう??


次回は月曜日〜

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