465.神獣の特技
お待たせ致しましたー
「ふゅふゅぅ!!(わーいわーい!!)」
クラウの場合、枕回しにも見えるのに……ちゃんと出来ているのが凄い!!
やめさせると、ぽんと調理台の上に載せたので……出来上がりを改めて観察すれば、ちゃんと均一に伸ばせていたのです!?
「クラウ、凄い!!」
「ふゅぅ?(凄い〜?)」
「ちゃんと出来てる!」
「クラウも戦力追加か!?」
「ふゅ?(僕凄いのー?)」
「凄い凄い!!」
語彙力失っちゃうくらい、予想外過ぎだ!!
まさか、おっきくなったクラウが……少し以上に料理が出来ちゃうだなんて!!
「ふゅ?(僕、出来る?)」
「出来る! もっかいやれる?!」
「ふゅ!(やるー!)」
で、別の生地を渡してあげれば……ぽぽーんと、また同じ要領でピッツァ回しを披露してくれました!?
「…………マジかよ」
イシャールさんは、クラウの技術の凄さに……思いっきり頭を抱えながら、がっくりされましたとさ。
その時に、扉が開いたんですが……シャルロッタさんが入ってきて、二回目のピッツァ回しを見たので彼女は思いっきり拍手しました。
「なにこれなにこれ!! クラウちゃん、凄いわ!!」
「ふゅふゅぅ!!(わーい!!)」
クラウが調子に乗り過ぎて、大判くらいに伸ばそうとしていたのをやめさせたので……せっかくだから、その生地を使ってピッツァを焼くことにしました。
「何で焼きましょうか?」
「俺はあれがいいな! テリヤキっつーの!」
「ソースの下準備しましょう!」
「二人ともずるいです! 私も混ぜてください、料理長!!」
「おうよ!」
と言うことで、テリヤキマヨとマルゲリータぽいのを作ることになり……皆さんで堪能させていただきましたとも!!
「ふゅふゅぅ!!(美味しー!!)」
功労者である、クラウにたくさん食べさせたことで……食事タイムは終わりを迎え。
そのあとは、イシャールさんもだけど……シャルロッタさんもピッツァ回しを練習することになりましたー!
「頑張ってください!!」
「ふゅぅ(頑張れー!)」
「「ぐぐぐ!!」」
応援はしましたけど……なかなかに苦戦する結果です。
まあ、アクロバット抜きにしても初見さんには……ピッツァ回しをすること自体大変だからね?
「カティアちゃん!! もう一回見せて!!」
「はーい!!」
見本を求められたら、応えますとも!!
わかりやすいように、ゆっくり目に手本を見せたつもりですが。
シャルロッタさん達には、『速い!?』と豪語されたのでした。
あれぇ?
次回は火曜日〜




