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【完結】ピッツァに嘘はない! 改訂版  作者: 櫛田こころ
第十五章 異界の夏に向けて
454/616

454.忘れてたことだらけ

お待たせ致しましたー








 ◆◇◆











 焼きの方は、さすがは料理長さんなのですぐにマスターされ。


 もうひとつ問題がある、生地の仕込みの方は。


 当日はフィーさんも一緒に中層に来てくれるので、時間操作の魔術は問題がないことに!


 生地の伸ばしの練習は……イシャールさんが主体となって、若い料理人さん達に教えていくことになったよ。


 僕はひと段落ついたら……休憩室で、お茶を飲むことになったんだけど。



「ほんま、ごめんやで!! カティアちゃん!!」



 シェイリティーヌさんことシェイルさんと、ジェイルさんが待っていました。


 どうやら、僕への謝罪タイムと言うわけらしい。



「……本当に、カティア嬢には申し訳ない。我々の恩人であるのに、負担を増やして」

「いえいえ。僕はもともとお邪魔する予定でしたので、大丈夫ですよ?」



 レストラーゼさんことラディンさんもいるので大丈夫。


 今日あの人は、離宮でのご用事があるので来ていないだけです。



「……神霊(オルファ)やわ。カティアちゃんー!!」

「…………そうだな。しかし、俺達は手伝わなくて大丈夫なのか?」

「得意分野の人間に任せてください!」



 僕は期間中にピッツァの修行が出来ると思うと嬉しいからね!!


 もう日本には戻れないけど……そう言えば、とここで思い出すことが出来た!!


 日本こと蒼の世界でのこと。


 その世界の神様である……セヴィルさんにちょっと似ているフィーさんのお兄さん!!


 レイアークさんに……ピッツァとかを食べさせて欲しいと言われて、半年近く経っているけど!?


 これは……流石にいけないと、シェイルさん達には申し訳ないが話を適当に済ませ。フィーさんのいる厨房に戻って、端でコソコソ話すことにしました!!



「……あ。僕も忘れてた」

「ど、どどど、どうしましょう!?」

「うーん。時間軸のずれ考えても……結構経ってるね」

「ど、どうします!?」

「じゃ、これから作ったのを僕の亜空間収納に入れよう! それで、裏庭で兄様を呼べば良いんだよ!」

「……実体ない相手に?」

「取り込むのは出来るからね?」

「なるほど!」



 そうと決まれば、ぱぱぱ、ぱぱっと作り!!


 手順通りにフィーさんの収納魔術の中に入れて!!


 イシャールさん達には一旦離れることをお伝えしてから……フィーさんの瞬間移動で裏庭へ!!


 クラウを抱っこしていた僕は、落とさないように着地して……フィーさんは先にお池で何か魔術を使っていたのでした。



『φξηβν!』



 フィーさんが、呪文有りだと何を言っているのかわからないので……後ろで待っていると、池から何かが飛んできたぁ!?

次回はまた明日〜

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