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【完結】ピッツァに嘘はない! 改訂版  作者: 櫛田こころ
第十五章 異界の夏に向けて
449/616

449.苺バージョンティラミスケーキ

お待たせ致しましたー

 フリーズドライの苺をトッピングして出来上がったケーキは……苺と言うより、フランボワーズの色合いとなった。


 フランボワーズも木苺だし……色合いは似てて当然。


 こっちの世界でもあるし……呼び名なんだったっけ? ちょっとド忘れしてしまったよ。



「「美しい……!!」」



 僕のド忘れはさておき、マリウスさんとレストラーゼさんは感心したようにため息を吐いていました。



「赤と白がこのように美しく……」

「うんうん。コパトの黒と白も美しかったけど……こちらの方がより一層鮮やかに見えるね?」

「たーべーたーいー!!」

「ふゅぅ!(お菓子ぃ!)」



 せっかく大人組が感心してるのに、フィーさん達の食いしん坊発言で台無しだ。


 特にクラウは、下手するとこの中で一番の食いしん坊さん。無尽蔵って言っていいくらい……なんでも食べちゃうからね? 絶対食べさせないけど……焦がしたピッツァとかも食べそうで怖い。


 さておき。



「切り分けて、食べましょう!」



 食堂で食べてもいいけど、エディオスさん達がいないから……今日はここで。


 レストラーゼさんが切り分けている間に、マリウスさんがコフィーを入れてくれました。


 僕はジタバタするクラウを抱っこしなきゃいけないと言う、重大任務を任されているよ? フィーさんは、まだかまだかって……とりあえず待ってはくれているけど。



「切り分けると……さらに美しいですな?」



 今回の苺バージョンには、スポンジには特に味をつけずに……クリームとの間にジャムを挟んでいます。なので、切り分けるととっても綺麗!


 宝石とまではいかないけど……断面が綺麗なんだよね?


 上に、フリーズドライの苺を載せたら、白いクリームが映えること!


 クラウ以外のコフィーが出来上がったら、さっそく食べることに!



「はい、クラウ?」

「ふぁー(あー)」



 僕より我慢出来ないクラウに食べさせてあげると……待った分余計に美味しく感じたのか、手足と翼をジタバタとさせて喜んでくれた。



「美味しい?」

「ふゅ!(美味しー!)」



 テレパシーでもきちんと伝えてくれたので、よかったと思えたよ。



「うんうん! 甘酸っぱくて……実に爽やかだ!」

「美味しー!!」

「これは……新しい発想ですな?」



 大人組にも喜んでいただけたようなので、僕もひと口。


 フリーズドライの苺もだけど……ジャムとスポンジケーキの部分がいい仕事をしていて、少しこってりしたクリームをさっぱりと食べられます。


 これは……もし、イシャールさんにお伝えしたら……式典で出したいとか言いそうだなあ?


 作るの……フリーズドライの苺がなきゃだけど、時間操作とかがフィーさんほど出来ないから、ちょっと大変かも。


次回は火曜日〜


……を、Twitter企画で月曜から一週間毎日更新‼️

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