442.変わったことは
お待たせ致しましたー
◆◇◆
いや〜……先日はびっくりした。
お化粧ひとつで……あんなにもセヴィルさんからラヴアタックがあったんだもん。
なので、完全メイクは何かの行事とか大事なイベントの時とかにして……他は、スキンケアを頑張ることにした。
化粧水ひとつでも侮れないからね!!
あとは、もうひとつ。
「んー?」
アナさんとセリカさんに勧められた……ピンク色のリップをつける。
これだけで、ちょっと顔が華やいでいるように見えるんだよね?
すっぴんも良くないし、適度にしなくちゃ!
「ふゅぅ(カティアなーに?)」
「ちょっとだけ、お化粧」
「ふゅ(そうなんだー?)」
ご飯作ってるわけじゃないし、この前みたいに完全メイクじゃないからクラウの反応も普通だ。
とりあえず……普段はこれくらいでいいと思う。
「勉強もひと段落ついたし……何しようかな?」
今日はセヴィルさんのお仕事が忙しいようなので、お茶会は出来ない。
フィーさんとのお勉強タイムもひと段落ついたし。フィーさんはお昼寝するから〜と、どっかに行ってしまった。
とくれば、今の僕が出来ることと言えば。
「ふゅふゅぅ!(カティア〜、お腹空いた〜!)」
「……そう言えば僕も」
ちょっと小腹が空いてきた。
他の皆さんもお忙しいようだから、おやつタイムは今日作れない。
なら……と、僕はクラウを連れて中層に向かった。
その途中で、
「お? カティアとクラウ」
サイノスさんと遭遇です!
あと、今日は久しぶりにジェイルさんも。
「……カティア嬢?」
「こんにちは! ジェイルさん!」
ジェイルさんとは、シェイルさんの件以降あんまり会っていなかった。
僕の体が成長したことは……フィーさんの記憶書き換えで違和感がないようにされているが。
だから、目線がちょっと近くなったので少し新鮮。
「ふゅぅ!(サイノスぅ!)」
クラウは相変わらずサイノスさんが大好きなので、タックルするように抱きついて行った。サイノスさんはびくともせずに、クラウを抱き止めてくれたけど。
「お、クラウも元気だな?」
「ふゅぅ!(元気!)」
クラウのテレパシーは僕とフィーさん限定だから……サイノスさんには聞こえないけど、なんとなくはわかるみたい。さすがはサイノスさんだ!
次回は火曜日〜