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【完結】ピッツァに嘘はない! 改訂版  作者: 櫛田こころ
第十四章 異界の春へ
432/616

432.嫌……(クラウ視点)

お待たせ致しましたー








 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆(クラウ視点)










 いいな……いいな。


 カティアの……記憶が戻ったのは良いことだけど。


 僕と……まだちゃんとはお話、出来ない。


 アナとセリカに抱っこされるのも良かったけど。


 カティアにも、もっと抱っこされたい!


 セヴィルもずるい!


 皆、皆カティアを取り合いっこするんだもん!!


 カティアは僕の主なのに!!


 もちろん……御名手(みなて)のセヴィルはだいぶ特別だけど。


 カティアが……嬉しそうだから、良いかな?


 記憶が戻っても……カティアは笑顔だもん。


 もっともっと、美味しいものをたくさん作るって言ったのも……嬉しい。


 僕も、もっといっぱい食べたい!!


 もっと……大きくなりたい!!


 でも……大きくなり過ぎたら、カティアに抱っこしてもらえないかな?


 他の皆の守護獣のように……あんなにも大きくなっちゃうのかな?


 そうすると……朝晩、カティアと一緒に寝られなくなっちゃう!?


 それはヤダ!!


 イシャールとセヴィルの間にいるカティアに向かって、僕は飛んですぐに頭にしがみついた!!



「ふゅぅう!!(嫌だ!!)」



 カティアとずっとが良いのに、離れ離れは嫌だよぉ!!


 ぎゅーぎゅーにしがみつくと、カティアに抱っこされて……僕の顔を見てくれた。



「……クラウ?」

「ふゅ(……カティア)」

「今……なんかしゃべった?」

「ふゅ?(え?)」



 カティアに……僕の声が聞こえた?


 もう一度言うと、カティアは綺麗な虹の瞳を丸くしたんだ!!



「え? え? 可愛い、声だね?」

「ふゅぅ!(本当!?)」

「うん、本当」



 僕がまたぎゅーっと抱きつきに行くと……後ろから誰かにぽんぽんされた。



「やーっと、絆が完了したってとこかな?」



 創世神様だった。


 振り返れば、少し困ったような笑顔になっていたけど。



「ふゅぅ!!(カティアとお話出来た!!)」

「うんうん、そうだね」

「……フィーさんには、前から聞こえていたんですか?」

「そりゃ、僕は神だし」



 やっと……お話出来た!!


 すっごく嬉しい!!

次回は日曜日〜

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