表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】ピッツァに嘘はない! 改訂版  作者: 櫛田こころ
第十三章 神王の御名手
395/616

395.確認してもらう

お待たせ致しましたー

「さあ! 御髪(おぐし)も!!」

「軽くメイクしちゃいましょうか?」

「ティアラなどはこちらでも」

「僕、記憶操作してからエディ達呼んでくるー!!」



 などなどなど。


 色々やる気スイッチが入ってしまったようで、皆さんテキパキと動かれたのでした。



「ふーゅ、ふゅぅ!!」



 クラウは嬉しいのか、どこで覚えたのか盆踊りのように体を揺らしていた。可愛いからいいけど。



「カティに変化があったって!?」



 真っ先にやってきた男性は、ユティリウスさんだった。その後ろには、何故かイシャールさん?



「お? マジででかくなってんなぁ?」



 部屋の中に入って来られると、イシャールさんは身長とか体格がサイノスさんくらい凄いから……数歩で僕のとこまでやってきた。



「……まだ、元の大きさじゃないですけど」

「けど良いことだろ? ゼルには……まだ見せてねぇのか?」

「はい。……イシャールさんは、何故?」

「あ? フィーが驚くことがめちゃくちゃあるから来いって、中層から引っ張り出された」



 セリカさんとエディオスさんのことだよなあ……と、セリカさんに目配せすれば。


 セリカさんはいくらか顔を青くされていました。



「わー! わー!! ほんとにカティがおっきくなってる!! 150くらい?」

「だよなあ?」



 前もおばあちゃんくらいだったけど、とうとう仙人枠越えたの、僕!?



「おい! カティアに何かあったって!!」

「カティア!?」



 と、ここでエディオスさんやセヴィルさん達も来たので……最後に、フィーさんはサイノスさんを連れて戻ってきた。アナさんのお部屋だけど、ドレスとかがあるから大人数が入るとちょっと窮屈になった。



「じゃじゃーん! カティアが150くらいまで成長の封印が解けたんだ!!」



 フィーさんがぱぱっと僕のとこまでやってきて、テレビ番組のように僕の変化を紹介した。……絶対、レイアークさんの影響だと思う。



「「……マジかよ」」

「…………」



 呆然としてるエディオスさん達とは違う反応をされているだろう、セヴィルさんを見ると。


 このお城で、再会(?)をしたあの時以上に。


 口をわなわなさせて、お顔が高熱を出したかと思うくらいめちゃくちゃ真っ赤になっていました。



「っかし、原因わかんねぇのか?」



 僕の変化にもう慣れたのか、イシャールさんはぽんぽんと僕の頭を撫でてくださった。フィーさんより近くはないけど、今の僕は彼の腰上近くまで成長したので、ちょっと新鮮。



「わかんないんだよねぇ? 言えることは一時的じゃないってくらい」

「ほー? んじゃ、ずっとこれか……もっとでかくなるのか?」

「イシャールとかの魔眼では?」

「まだダブった姿はそのまんまだな?」

「……ええ」



 セリカさんにも目配せされると、セリカさんも強く頷いた。



「ところで、こりゃアナの『あれ』だろうが……カティアのために用意したのか??」



 この部屋の今の事情を知らないイシャールさんが見渡していると……エディオスさんが少し逃げそうになっていたのをサイノスさんが首根っこ掴みました。

次回は火曜日〜

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ