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【完結】ピッツァに嘘はない! 改訂版  作者: 櫛田こころ
第十三章 神王の御名手
385/616

385.大きなピッツァを作ろう-①

お待たせ致しましたー








 ◆◇◆












「……なんですって!?」

「まあ!?」



 食堂で四凶(しきょう)さん達とのんびりしていたらしいファルミアさんとアナさんに、フィーさんとセリカさん達のことをお伝えすると。


 ファルミアさんは紅茶のカップを落としかけて、アナさんはほっぺを赤くしながら喜んでくださった。



「やったね! やったよ!! これはもうお祝いだ!!」

「ですわね!! ですわよね!! フィルザス神様!! いかがなさいます!?」

「アナはセリカの着せ替えごっこしていいと思うよ!?」

「では、コロネにも伝えて準備をしてきますわ!!」



 と言って、アナさんはダッシュで食堂から出て行かれた。行動力があり過ぎだなあ……相変わらず。



「これは……世界各国が揺れる事態だわ!? フィー!? それは本当なの!!?」

「ほんとの本当だよ? いやぁ……まさか、あんなにもすんなり行くとは思わなかったけど」

「で、私は何か出来るのかしら?」

「カティアの手伝いだよ」

「カティの?」

「ピッツァはピッツァでも、特別なピッツァを作ろうかと!」



 僕が挙手すると、ファルミアさんは興味ありげに僕を見てくれた。



「まあ? いつもと違うのかしら?」

「ファルミアさん。ピッツァはイタリアが発祥なのはわかりますよね?」

「ええ、もちろん」

「イタリアだと、お祝いごとに出す大きなピッツァがあるんです!」

「ん? サイズを大きくするのかしら?」

「はい。こちらの長いテーブルを使って」

「……えぇ??」



 一枚を大きく広げるのだけではなく。


 複数を合わせて、たくさんの味が楽しめるピッツァを作ろうとしているのだ。


 いつ、エディオスさん達がここに来るかはわからないけど……夕方には来てくれると思う。


 とりあえずは、セヴィルさんがこっそり確認しには行ってるけれど。



「や? 何か楽しそうな話してるね?」



 もう少し詳しく説明をしようとした時に、ユティリウスさんがいらっしゃった。



「由々しき事態よ、リース!!」

「ミーア??」

「エディとセリカが御名手(みなて)の儀式をしたそうよ!!」

「本当かい!?」

「マジマジ!!」



 フィーさんが手を挙げると、ユティリウスさんはそれを見てタッチをされた。テンション高いなあ……。



「ふゅぅ。ふゅふゅぅ!」



 クラウも嬉しいのか、僕の腕の中できゃっきゃとはしゃいでいた。



「俺になにか出来ることない!?」

「じゃ、リースにもこれから作るピッツァを手伝ってもらいましょう?」

「? ミーアがいるなら大丈夫じゃないのかい?」

「いえいえ。人手が多いのは嬉しいです。四凶さん達にもお願いしていいですか?」

「構わなくてよ?」

「「「「是」」」」」



 そうと決まれば……まずは、生地の仕込みから。


 四凶さん達に、こねる作業をお願いして……フィーさんとユティリウスさんにはソースを。


 時間も限られているから、チャチャっと済ませていきます!!

次回は日曜日〜

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