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【完結】ピッツァに嘘はない! 改訂版  作者: 櫛田こころ
第十二章 異界の年明け
378/616

378.守護獣の心配(クラウ視点)

お待たせ致しましたー








 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆(クラウ視点)










 カティアが作っている、お菓子はとってもいい匂いがした。


 ちょっとだけもらったけど、ナルツってお豆みたいなものを食べられて満足。砕いて、お菓子に混ぜるんだって……どんな味なんだろう?


 おじいちゃんこと、トップの最高神様から……僕の身体を成長させるようにいじられた。


 魂も、神力も。


 カティアのために……少しずつ、名前などの封印をほどくために。カティアの身体も、少しずつ成長していくように。


 実際、イシャールやセリカが持ってる『見解の魔眼』には、カティアが物凄く大きくなったように……魂が重なって見えているんだって。


 おじいちゃんが次に、どんな時にカティアをもっと大きく出来るようにするかはわからない。


 僕も見て見たいなあ……カティアが大きくなった姿。


 今もすっごく可愛いけど……もっと可愛くなるのかな?


 セリカ達のように綺麗になるのかな?


 それだと、僕も嬉しいけど……セヴィルが大丈夫かな?


 セヴィルがカティアを大好きになったのは、最初に会った時と今も同じ身体の時らしいし。


 今でもすっごく可愛いカティアが大好きだから……大きくなったら大変だと思う。


 僕は生まれて、まだそんなに経っていないけど……カティアの魔力を通じて、一応知識は身につけた。色々と。


 だから、男女の関係も何と無くわかっているんだ。



(……カティアが、大きく)



 セヴィルがカティアを大好きなのは、僕もよくわかっている。


 カティアの気持ちの封印も解けて、今はお互いに恋人同士。


 でも、カティアの身体の封印を少しずつほどくから……まだ元に戻れない。僕の身体の循環も少しずつ安定しているから、あともう少しでも。


 抱き合うとかは見たけど、もっとしたいことは多いだろうに……。ちょっとだけ、セヴィルに同情しちゃう。


 でも、カティアがこの世界の身体に創り変わるためには……少し時間が必要だ。


 いつになるかはわからないけど……きっと、あともうちょっとだ。


 カティアも焦っていないし、今も楽しそうに生活しているから。



「うーん、いい匂い!」

「ふゅ!(うん! いい匂い!!)」



 それに、カティアとまだ守護獣としての念話が出来ないのも寂しい。


 あと少しだと思うけど……カティアは今の僕も大事にしてくれている。


 大きくなったから、あんまり頭の上には乗れないけど……それでも、よく抱っこしてくれるんだ。


 カティアが大きくなったら……もっとちゃんと抱っこしてもらえるかも。


 セリカのようになるなら……今はぺったんこのお胸も大きくなるのかな??

次回は日曜日〜

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