372.解決したこととそうでない(フィルザス視点)
お待たせ致しましたー
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆(フィルザス視点)
いや〜……。
いや〜……さあ?
(立て続けに、くっつき過ぎ!!)
僕の……神としての役割だからって、ここんとこ立て続けに御名手同士の儀式が続いている気がした。
イシャールとか、ジェイルとか。
ひと癖ふた癖もあるふたりの方だもん。
慌てて、それぞれの御名手を介して、僕の言葉を伝えた。形式であれ、僕からの祝福はこの世界では絶対だからね??
(……まあ、落ち着いてくれて何よりだけど)
カティアがこの世界に来てくれたお陰で……それらが滞りなく行えた。
自分の方は正統な儀式が終わらせてあるので、きちんと想いを告げるだけで済んだけど。セヴィルと婚約出来て良かった。
肉体の問題は……魔力のぶれがある以外不明だ。見解の魔眼の持ち主以外には、元の年齢の姿には見えていない。なのに、魔眼越しには見えている。
僕の目には当然見えているけど……クロノ兄様に連絡しようにも出来ないし、レイ兄様にも応答がない。じい様の方がもっとないから……どうしようか悩んでいるけど。
とりあえず、クラウの成長の方も驚きだった。本当に予想外だったから。
(一番、じい様に聞いたいのに……写し鏡の連絡すら無視するだなんて)
末の孫である僕に……なにも連絡させないだなんて、今までなかったのに!
自分で解決しようにも出来ないんだから聞きたいのに!!
シェイル達のとこから離れた木の上でジタバタしていた僕は……少ししてぐったりした。変に考えていてもしようがないと。
「…………気分転換に、カティアとピッツァ作ろうかなあ?」
シェイル達のお祝いか何かで、多分作りたいと言うかもしれないから。
そうと決めれば、と僕は転移を使ってカティアを探した。
次回は水曜日〜




