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【完結】ピッツァに嘘はない! 改訂版  作者: 櫛田こころ
第十一章 異界の年の瀬
342/616

342.久しぶりに作れる!

お待たせ致しましたー








 ◆◇◆











 ファルミアさんに識札を送ってから、二日後。


 今日になって、僕の体調も万全だとフィーさんに言ってもらえたので……僕は、僕は……!!



「やっと、ピッツァが作れる!!」

「ふゅふゅぅ!!」



 もう食べたくて食べたくて仕方ないと思っていた!!


 マリウスさん達のご飯も美味しいんだけど……やっぱり、ピッツァを好きな時に好きに作りたい!!


 回復してから、絶対作りたいってフィーさんには言っていたから!!



「わーい!! 作ろう!!」



 フィーさんもやる気満々なので、一緒に作ってくださると手を取り合い、部屋の中でくるくる回りますとも!!



「マルゲリータとジェノベーゼもですが、テリヤキチキンは絶対です!!」

「いいね! 手伝うから、シラユキとかクアトロも作ろうよ!!」

「しましょう、しましょう!!」

「ふゅゆぅう!!」



 お昼ご飯に食べれるようにするので、生地、ソース、チーズ!! の準備をサクッとしてから……本日はたくさん色んなものを食べたいということで、ちっちゃめの四種類贅沢ピッツァをひとつに生地でやっちゃうのだ!!


 ちっちゃいと言っても、ハーフ&ハーフを少し小さくした程度。


 一回目は、デザートピッツァ以外の定番四種類を載せて、さあどうぞと言う感じでお出ししました!!



「「カティアのピッツァか!?」」

「美味しそうですわ!!」

「ええ!」

「……ああ」

「ご心配おかけしました!」



 さあ、食べましょう! と僕は手を合わせて、皆さんは思い思いに食べ始めてくださいました。



「美味しいー!」

「ふゅぅ!」



 クラウと一緒にもぐもぐしていけば……自分で作ったとは言えものすごく美味しく感じた!!


 生地のもっちり具合、カリカリ感。


 チーズのとろんと伸び方、ソースの濃いめの味付けが生地により一層マッチしていて……!!


 ちょっと病人食がほとんどだった僕には……僕には!!


 願ってもないくらい、望んでいたジャンクフード!!



「マロ芋の素揚げや、こっちの肉の揚げもんもうっめ!!」



 そう。


 エディオスさんが絶賛してくださったように、フライドポテトとナゲットぽいのまで準備していましたとも!!


 手づかみは、ピッツァの時にお伝えしたので……フライドポテトもナゲットも出来るだけ手づかみ!!


 フライドポテトはあえて塩味……だけど岩塩で……これが物凄い美味しいのだ!!



「「「「あ〜〜……食べた……」」」」

「少しばかり……」

「私も……」

「俺もだ……」



 食べに食べまくって、お腹がはち切れそうになってしまった。デザートのティラミス(こっちは普通の)まで、綺麗にぺろりんちょと。


 ひとり? クラウは残された料理をぱくぱく食べていたが、僕はもう止める気力もなく、心地よい満腹感で満たされていた。



(風邪は仕方ないけど、美味しいものが食べられるのは幸せ)



 もっと、免疫力を上げるためにも室内運動も考えなきゃなあ?


 その前に、セヴィルさんとのデートが控えているけども!!

次回は水曜日〜

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