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303.あったかい善哉-①

お待たせ致しましたー

 フィーさんもだけど、アナさんも投げて投げて、投げて!!


 エディオスさん達に当てようと頑張っているが、フィーさんほどではないけど……エディオスさん達も運動神経がいいからか避けて、避けて避けていく!!



「「当たるか!!」」


「ふぬぬぬぬぬぬ!!?」


「やはり、お兄様達ですわ!!」



 フィーさんを除くと従兄弟同士の対決だから、遠慮がないと言うかなんと言うか。


 どっちも誰も当たらない攻防戦がしばらく続いていく……と、少ししたら雪が降ってきた。キューブ状のこの世界特有の。


 僕の頭にも当たる!? と思っていると、サイノスさんがさっと雪のキューブに拳を当てて、僕の横に落とした??



「う?」

「この様子だと、また強く降るな? おーい、降ってきたぞ!? やめにしねーか!!」

「はぁ? っで!!?」

「いぇーい!!」



 サイノスさんの声にエディオスさんが一次程度した瞬間。フィーさんの雪玉が当たったので、これにて試合終了?


 雪も強く降ってきたので、善哉も結局食堂で食べることになった。


 急いでお城の中に戻ると、フィーさんはともかく全員がびしょびしょ……。


 お風呂に入る提案もあったけど、フィーさんが全員に乾燥の魔術をかけてくださったので瞬間乾燥機に入った気分!!


 食堂に着いたら、フィーさんが亜空間収納からお鍋、器、スプーンをどんどん出してくれたので……僕はフィーさんにお手伝いしてもらいながら、白玉善哉を器に入れていく。


 まだまだ熱く、ほわっとした優しい甘い匂いが堪らない!!



「まあ! 素晴らしく良い匂いですわ!」

「ええ、お姉様!!」



 女性陣にも堪らない匂いのようです。ちょっと心配だったセヴィルさんを見ると……静かにコフィーことコーヒーを飲んでいらっしゃった。セヴィルさんには白玉多めで、善哉少なめにしよう。


 いそいそとよそってから、フィーさんと一緒に配り……大半の皆さんは目を丸くされちゃった。



「「……なんだこりゃ??」」

「……豆ですの??」

「煮込んで……甘くされたんですか??」

「…………甘い」



 どうやら、この世界では豆の煮込み料理はあったにしてもスイーツにするように甘く煮込む習慣はないみたい?


 フィーさんはお兄さんのレイアークさんに聞いてたから、食べたいと僕にお願いしてきたけど。



「甘くて美味しいよー? 白いのはダンゴみたいなのだって」



 と言いつつ、既にフィーさんは善哉を召し上がっていらっしゃいました……。


 なので、僕はクラウに白玉をすぐに飲み込まないように注意してから上げると……。


 エディオスさんがはじめに善哉を飲むと、すぐにがっついて白玉を喉に詰めそうになっちゃいました……。

次回は金曜日〜

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