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294.二回目のデス・ザ・アクア

お待たせ致しましたー

 どんどん、どんどん揚げていったら〜!


 少し冷ましている間に持ち手用の紙を用意しまして〜?


 余り生地で印をつけたのを見て、順番に紙に包んで……お皿に盛り付けて行く。一個一個はちっちゃいけど、結構な量になったから……すぐに食堂に持っていく。


 食堂では、アナさんとセヴィルさんはのんびりとコーヒーことコフィーを飲んでいたけれど。



「……ぢかれた」

「…………腹減った」



 エディオスさんとサイノスさんは頑張られたようで、物凄くダウンしていた。


 ここで、僕からひと言!!



「パンツェロッティ、お待たせしました!」

「「マジか!!?」」



 ほら、食いしん坊さんはすぐに復活されちゃいますとも。


 給仕さん達に運んでいただいたので、出来立て熱々を皆さんといただくことに。初めてのサイノスさんもだけど、調理に加わっていたセリカさんもどう食べていいのかわからないみたい。



「パンツェロッティは熱いので、紙の部分を手に持って……見えるパンみたいな部分から食べてください」

「……ほう?」

「食おうぜ!」



 エディオスさんが我慢できなかったので、合図が出るとほとんどの人達が食べ始めた。僕は、クラウにクラウサイズのパンツェロッティをフォークで食べさせている。この子も早く食べたがっていたしね?



「はい、クラウ?」

「ふぁー」



 この子が生まれた時以来だから、ちょっとだけ懐かしい。熱々だけど、むぐむぐと食べていく様子が可愛い。いつまでも見ていられる。



「「うっま!?」」

「美味しー!!」



 エディオスさん達にも喜んでいただけて何よりだ。



「けど、なんだ? なんか少しカッツクリームと似ているようでなんかちげーのが」



 エディオスさんの疑問にはお答えしますとも!



「カッツクリームではないですが、生クリームとパルフェを使った……サワークリームと言うものです」

「うめーな? カッツクリームよりちぃっと酸っぱいが」

「今日はファルミアさんと作ったピザソースを入れましたからね? 相性だとカッツクリームよりもサワークリームの方が合うんです」

「ファルがまた食いてーとか言いそうだなあ?」

「……その時は善処します」



 僕も自分のを食べたけど、モッツアレラチーズもどきのチーズの伸びがすごくてもきゅもきゅしちゃう。けど、サワークリームとピザソースの相性ばっちし! 室内生産のバジルの葉の相性もいいや……。



「……これにはあの調味料も合うか」



 セヴィルさんがうなっているのは、以前作った青い激辛のタバスコのことだ。


 多分欲しいと言うと思って、既に持ってきてありますとも。



「はい、セヴィルさん」

「! ああ……ありがとう」



 ちょっと、微笑んだ表情にときめかないわけがない!!


 わけはないんだけど……。



「……かけ過ぎでは?」

「……そうか?」



 相変わらずの激辛好きなので、せっかくのサワークリームが台無しになるくらいの量を振りかけていた。

次回は土曜日〜

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