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【完結】ピッツァに嘘はない! 改訂版  作者: 櫛田こころ
第九章 想う相手に向けて
284/616

284.アイスグリーンティー

お待たせ致しましたー








 ◆◇◆










 つ……。


 疲れたぁ……!?


 魔力のコントロール方法も教わり、クラウを交えた防御魔術と言うのも習ったんだけど……。


 攻撃魔法とかとは違って、自分の身を守るための魔法とかだから……衝撃を受け止めるのが大変だった。クラウには頭に乗ってもらい、初めてだったけど突撃してくる魔法とかの威力をいなすことをしてもらった。


 最初は全然だったけど、僕が防御出来るようになってきたらクラウも出来るようになったんだよね?


 けど。



「つ〜か〜れ〜た〜ぁあああ!!」

「ぶゅゆぅ……」



 部屋に戻ってきてからの僕らは、くたくたのへにょへにょ状態だった。お勉強だけど、体を使ってのお勉強はこれまでなかったから。ましてや、魔法とか魔術。


 色々やりまくって疲れないわけがありましぇん!!



「はーい、お疲れ様」



 部屋ではフィーさんが何故かいたけど、神出鬼没だから今更です。


 カイツ先生は、フィーさんがいると分かると最敬礼? された後は、日程を僕に伝えてから帰っちゃった。


 僕もピッツァを振る舞う日程を決めたかったけど、僕へにょへにょだったので言うことが出来なかった。


 とりあえず、また会えるので急ぐことはない。


 フィーさんは僕とクラウがベッドにダイブした後、冷たいお茶を用意してくれたみたい。そのご厚意を無駄にしないようにクラウを抱っこしてテーブルに向かう。


 椅子に座ると、用意されてたのはアイスティーはアイスティーでも。



「グリーンティー? 緑茶ですか?」

「ふゅ?」

「そうそう、ミーアんとこから献上されたのをちょっと持ってきたんだよね?」



 ファルミアさんの……と言うことはヴァスシード……?


 それと、今少し物騒な発言がありませんでしたか??



「持ってきたって」

「全部が全部エディの口に入るわけじゃないし、いいのいいの。ま、僕がちょっとくすねても全然問題なし!!」



 って、親指立てるのどこで知ったんだろう??


 レイアークさん辺りかなあ??


 とりあえず、喉が渇いていたからひと口飲むと懐かしい……水出し緑茶の味がした。すっごく美味しい!!



「美味しいです!!」

「僕もお湯で飲む以外だとこの方法しか知らないけどね? ちょっと苦いけど、飲みやすいし」

「緑茶はお茶漬けにも出来ますよ?」

「……お茶漬け??」

「ピクルスとかとは違います。炊いたウルス米に、ちょっとした薬味とかを載せて……冷やし茶漬けも出来ますが、温かいのも美味しいんです」

「……ふーん?」



 素っ気ない返事に見えて、フィーさんの目はキラキラと輝いていた。



「…………作ります??」

「うん!」

「また材料わからないの教えていただきたいんですけど」

「いいよ! それっておやつ? 食事向き??」

「一応食事ですが、小腹が空いた時とかにも食べますね??」

「今作ろう!!」

「はーい」



 フィーさんがいれば多分、お茶漬けはうまく出来るだろう。


 いつものおやつもいいけど、たまにはしょっぱいものも食べたくなる。


 とここで、ずっと黙っているなと思ったクラウを見れば……緑茶の味がダメなのか、舌を出してへばっていました!?



「クラウ、大丈夫!?」

「ぶゆぶゅぅ……」

「子供舌なのかもねぇ?? もったいない」



 フィーさんがそう言うのならそうかもしれないが、クラウの分はフィーさんが代わりに飲んでくれました。クラウには口直しにフィーさんが甘いジュースを出してくれたよ?


 僕も自分の分の水出し緑茶を堪能してから、着替えて厨房に行くことにしました。

次回は木曜日〜

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