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【完結】ピッツァに嘘はない! 改訂版  作者: 櫛田こころ
第九章 想う相手に向けて
272/616

272.熱々天津炒飯-②

お待たせ致しましたー

 厨房に行くと、それまでお料理をされていたマリウスさん達が手を止めて、一斉に最敬礼をされてしまった。



「レストラーゼ閣下!! お急ぎでしたか!?」



 マリウスさんも顔を上げていないけど、汗だくなのが遠目でもわかっちゃうくらい!? やっぱり、レストラーゼさんの存在は王様をやめても絶大なのだろう。



「ほっほ。マリウスや、少しすまんがメニュー変更をしたい。儂が手がけるから、合わせてくれぬか??」

「閣下……自ら?」

「カティアちゃんももちろん協力してくれるからの。ちょいと厨房の一部を貸しておくれ」

「はっ」



 とりあえず、天津炒飯を作ることにはなったのでまずは材料集めからだ。僕らが材料を集めてからは、料理人の皆さんにはおかず変更でだいたいな感じの中華料理のメニューをお伝えしたよ??


 今はそれを、本当に今までの調理経験を活かして作っていただいています!!



「まずは、ウルス米を炊くところからです」

「それは儂に任せておくれ? オムレツづつみの時と同じで良いかの?」

「はい、大丈夫です」



 僕はその間に、炒飯部分の具材を刻んだりしていく。


 ヴィラカダは茹でて保存してたのがあったのでそれを刻み。チャーシューはないから、保存肉からベーコンじゃなくて、ハムを。


 ネギは、ポワロっておしゃれなお名前であった。万能ネギタイプもあったから、それをひたすらにみじん切り。



(次に……味付けなんだけど)



 中華出汁だなんて、僕も作ったことがないしこの世界でも……多分ヴァスシードならあると思う。ファルミアさん達の服装は中華っぽいし。


 けど、食文化については和風寄りかもって不思議なんだよね??


 ちょっとフィーさんに聞きに行こうと、ダッシュで食堂に戻った。



「フィーさん!! 中華出汁ってありますか!?」

「ちゅーかだし??」

「あう」



 名前だけ言っても、やっぱりわからないみたい。なので、記憶を読んでもらうと彼は指をパッチンさせてくれた。



「多分貯蔵庫行けばあるよ! おいで」



 と言うことで、フィーさんも参戦することになり、お肉の貯蔵庫に行くことになりました。



「ふゅぅ?」



 フィーさんに抱っこしてもらってたクラウも一緒に来たので、僕の頭に乗せることになった。



「んーんー? 多分これ??」



 お肉の棚の下にあった、調味料の壺らしきとこからひとつ手に取り、僕にと渡してくれました。蓋を開ければ、つんと香る懐かしい匂いがした。



「これです!」

「タンシャって調合した調味料だけど……野菜を炒める時とかに使う程度だよ? ウルス米に合うの??」

「見ててください! とびっきり美味しい天津炒飯を作ります!!」

「カティアがそう意気込むなら、僕も手伝う!!」



 他にも黒胡椒のミルをゲットしてからレストラーゼさんのところに戻ると、ちょうどお米が炊けるとこだった。


 やっぱり、時間操作の魔術ってすごぉい!!

次回は水曜日〜

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