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266.お祝いを選ぼう

お待たせ致しましたー








 ◆◇◆











 ファルミアさんが御懐妊されたと、僕にもだがエディオスさんの方にもヴァスシードから知らせがあった。



「おめでたですね!!」



 朝一番に識札が来たので、僕は朝ご飯の席ではしゃぎそうになった。



「まあ、そうだなあ? ヴァスシード国王としてユティは即位して四十年程度。ファルへの懐妊は願ってもないことだ。盛大に祝おうぜ??」



 と、エディオスさんもノリノリである。



「ミーアのおめでただからね!? 僕からも祝福をあげようじゃないの!!」

「それ、俺らの贈り物とかが霞むぞ!?」

「ふふん? 僕は神だもん?」



 僕は何にしよう。


 お菓子の方はファルミアさんの方がダントツで上だし、ピッツァもだいたいは食べていただいた。


 それに、この世界の妊娠期間って意外と短くて、二年らしい。けど、蒼の世界よりは断然長いから……なにを贈ればいいんだろうか??



(悩むなあ……)



 蒼の世界でも、前の年齢だった時は赤ちゃんへの贈り物だなんて贈ったことがない。だから、なにを贈ればいいのやら??



「わたくしからは宝飾品でしてよ!! これだけはお兄様には譲れませんわ!!」

「んじゃ、俺とかは服飾関係か? ゼルも込みで」

「…………その方が妥当か?」



 とかなんとか、うんうんしてたら分担が決まりそうになっていたぁあ!?



「でしたら、カティアさん? わたくしと一緒に選びませんか??」



 アナさんが提案してくださったので、乗らせていただきますとも!!


 そして、お昼休みの前にやろうと言うことになり、アナさんの部屋にお呼ばれになったわけです。



「ふゅぅうううう!!」



 せっかくなので、クラウも参加することになり。



「私までいいのかしら??」



 短期間とは言え、ファルミアさんとも面識を持ったセリカさんもお勉強後に一緒に来たわけです。



「滅多にない機会ですし、一緒に選びましょう?」

「……そうね。誘ってくれてありがとう、カティアちゃん」

「ふゅゆ!」

「ふふ、クラウちゃんもね??」



 美少女が、可愛いものを抱っこしてナデナデするのは見ていて癒されるなあ?


 けど、もう美女って年齢だけどセリカさんは見た目二十歳くらいだから、まだ美少女が通用する感じ。


 僕も、元の姿に戻るかもしれないとは言え、大した顔じゃないからなあ??



「お待たせ致しましたわ!!」



 アナさんが、コロネさんを連れて宝石関連のワゴンを持って来てくださった。


 僕らは駆け寄ると、目が痛くなるんじゃないかってくらいに素晴らしい輝きだった。



「しゅごいですぅ!」

「あら、これでも大人しめを選んできましたわ?」

「……これでですか?」

「カティアちゃん、言いたいことはわかるわ……」

「では、私はこれで」



 と、コロネさんは退室されちゃった。僕達はそれから、あーでもないこーでもない、と宝石をどのように加工するかも含めて色々相談し合ったわけです。

次回は土曜日〜

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