シュガースター
わたしったら、最近、あなたのゆめばかりみるのよ。
どれ程、あなたがすきなのか、嫌になっちゃうくらい思い知ってるわ!
証明写真、ボックスの中でキスをしてよ。そうしたら、わたしきっと甘く溶けるから、ねえ?
「もっと、叫んでいいよ」
あなたが言うから、あなたの好みに合わせた。本当は違う。わたしは、叫びたくなかった?違うわ、もう、叫んでいたんだ、きっと。
「まだ、物足りないよ」
あなたが言うから、あなたの好みに合わせた。本当はそう。わたしは叫んでいたかった?違うわ、ノー!叫び出したかったんだ、ずっと。
スター、シュガー?
シュガー、スター?
甘くて苦かった、角砂糖とブラックコーヒー。
あなたはみんなのヒーローだったんでしょう?
わたしにはシュガースターだったわ。
苦くて嫌だった、金平糖とビターチョコレート。
あなたはなんでもイージーだったんでしょう?
わたしにはベリーヘビーだったわ。
「もう、頭がいたい」
あなたの呆れた声が頭の中で響くわ。