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僕の理想世界  作者:
2/2

時が経ち現在は

あんな事がありながら20年。僕等は未だに生きている。年齢は24歳、まだ若いから生きてて当然だけどね。お母様は生きている・・・かもね。他の子達は知らないけど僕は9年ほど前から全く僕の部屋に来る事がなく生きているのか分からないのだ。・・・今考えると不死なんだから死んではないか・・・とりあえずお母様は僕にはよく分からない。

僕と20年前一緒の部屋にいた家族は別々の部屋になり同じ家にいるものの一度も顔を見たことが無い。何故なら僕は一度もこの部屋から出ていないからだ。お母様が言ったんだ、この部屋から出てはいけないって。だから一度も出ていない。こういうのを引き篭もりっていうのかな?・・・そんなのどうでもいっか。他の子達は分からない、もしかしたら部屋から出ているかもね、そんなのどうでもいいけど・・・。

「ユアン様、お食事を持って参りました・・・」

今来たこの女性は僕のメイドらしい。食事と部屋の掃除をやってくれている。

「ありがとう。そこに置いておいて。」

僕はテーブルを指差し指示をした。彼女はかしこまりましたと言ってお辞儀をし、指差したテーブルに朝食を置き部屋の扉まで戻りもう一度お辞儀をして僕の部屋から出た。今はまだお腹が減っている訳でも無く朝食を食べる気も起きないので朝食をテーブルに置いたままにして、近くにあった本棚にあった本を一冊取りその本を読むことにした。

トントン

扉をノックする音が聞こえる。メイドはさっき来たばかりだからこの時間に来るはずは無い。・・・誰だ?

トントン

ノックがまた鳴った。僕はそーっとドアノブに手を掛けた。そしてゆっくりとドアノブを回す。そして扉を開けると、そこには知らない女性が立っていた・・・

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