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プロローグ
「貴方達はずっとここで暮らしていけばいいの、外なんて出てはいけないわよ。」
「どうして?」
「外はね、私達、不死の民を狙う怖い怖い化け物や人がいるから、ここにずっと死ぬまでいや永遠に暮らした方がいいのよ。」
「そうなんだー」
「だから貴方達は絶対に外に出ないようにね」
「わかったわ!お母様!8人全員絶対に外に出たりしないから安心してね!」
「ええ、安心してるわよ・・・」
幼かった頃に言われたこの会話がきっかけで僕等の世界は一気に狭くなった。まるで僕等8人全員が狭い鳥籠の中に入れられた様な感じだった。そしてこの後僕等は同じ部屋に入れられた。ここから僕等の狭い籠での暮らしが始まったのだ。