始めての街
家を出て5分…
「うーん、何処行こうかなか?」
ケイトは皮袋から地図を取り出した。
「ここから、一番近いのは…正軍の街かな。よし、いこう!」
正軍に向けて歩いていると、道端の草むらから声が聞こえた。
「誰だ⁉」
ケイトは足元にあった気の棒をとった。
草むらに隠れていた何かが飛び出した。
「キュュュュ、シャャャ!」
ケイトは、皮袋から小さな本を取り出した。
ページをめくると
「こいつは、(プチドラゴン)というのか。」
ここら辺で出て来るあの有名なRPGのス*ライム並みの低級モンスター。
ケイトは、先手必勝とばかりにプチドラゴンを木の棒で叩いた。
上から叩きつけ、右から左へと持っている武器を適当に振り回している。
ケイトの攻撃
5のダメージ
「おお!モンスターと戦うとダメージメーターが出るんだ!」
プチドラゴンの攻撃
2のダメージ
「キュュュュ!」
「ん、今のは少し痛かったぞ。」
ケイトの攻撃
会心の一撃
24のダメージ
「おお!いつも以上に力が出た。」
プチドラゴンは倒れた。
ケイトは、初めてバトルして初めて倒した。
「よっしゃ〜〜〜!」
ケイトは、もう折れかかっている木の棒を腰元に差した。
その後いっとき歩くと…