表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/64

4月6日~朝の勢いそのままに

 「学校から帰ってくるまでに、決めといてね」

「何を?」

学校に行く途中、鈴葉が突然意味の分からないことを言い出した。

ん~、何か決めることでもあっただろうか。

「今夜、誰と寝るかだよ」

えっ、その話まだ続いてたの。

まぁ、朝は何も言わず終わったけど...。

「誰とも寝ないよ」

「えーーーー」

隣を歩いていた佳奈姉かなねぇがまた涙目で俺のことを見てくる。

「恭平、それは私にも言っているのか」

涼姉が半分脅しのように言う。

「あたりまえだろ」

「何故なんだ」

この世の終わりみたいな顔をして、涼姉はその場に崩れ落ちた。

クイクイと服のすそを引っ張ってくるのを感じた俺は、振り返って飛鳥のほうを見る。

飛鳥は得意げな顔をして、自分のことを指差していた

「もちろん、飛鳥とも寝ないぞ」

「!?」

飛鳥の無言の抗議を受け流し、俺は学校へ急いだ。



俺の通っている丹波たんば高校は中高一貫校になっている。

渡り廊下で繋がっており、行き来は自由になっている。

まぁ、中学生がこっち側に来ることはまず無いけどな。

途中、駅で佳奈姉と別れ、そして、小学校の手前で飛鳥とも別れた。

そして、いつも通り俺と涼姉と鈴葉の三人で学校に向かう。

その途中、鈴葉が俺の手を握ろうとしたことから涼姉とけんかになるという事件が発生した。

もちろん、俺は我関われかんせずの体制をとっている。

だって、あの中に入ったら間違いなく標的にされるのは俺だから...。



結局、けんかは学校に着くまで続いていた。

次回の舞台はいよいよ学校へ!!


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ