新しい出会い
颯馬と湊が帰った後、
快斗はバイトの予定を忘れていたのだった。
取り敢えずバイト先に向かった快斗は…
人物紹介
今回登場するキャラクターの
前回までの情報が載ってます
今回のネタバレは書いていません。
前回までを見てない方は、ネタバレ注意です。
(受)
白鳩 快斗
大学1年生
カフェでアルバイト中
根っからの女嫌い。
唯一信用してた女の子に彼女ができて若干焦っている
どうやら兄の颯馬との仲はあまり良くない様で…
高橋 春斗
年齢不明
快斗のアルバイト先のカフェ[ハピエヌ]の店主
快斗視点 颯馬訪問後(6話の続き)
(普通に疲れたな)
そう思いながら、
少し荒れてしまった玄関に目を向けた
ちょっと掃除するか…
数分後
(プルルルルル プルルルルル)
電話? 誰からだろう?
おそるおそる画面を見る
高橋さん…?
「あ」
「あー!!!!」
てっきり忘れていた
今日バイト入れてたな、やばい
急いで通話ボタンをオンにした
「…もしもし?」
いつもの声が聞こえる
「すいません! 今日あるの忘れてて…」
「ほんとすいません! 今から向かいますので!」
「いやいや、無理しなくていいよ」
「別に僕1人でも十分まわるしね」
「いや、行きます! 行かせてください!」
正直先程の出来事が衝撃すぎて
今は別のことを考えていたかった
ここは行くしかない
「ああ、えっと」
「来てくれるなら嬉しいよ、けど」
「ゆっくりでいいからね、無理しないでね?」
「体調が悪いとかだったらすぐ言ってね??」
何度も念を押される
高橋さんの癖だ
「はいわかりましたー! それでは」
そう言って通話を終わらせた瞬間
俺は家を飛び出した
ーーーーーーーーー
カフェ[パピエヌ]
「遅れてすいません!」
「いや、来てくれてありがとう」
そう言い、高橋さんは笑った
「早速だけど洗い物とか任せちゃっていいかな?」
「はーい」
洗い物と言ってもお皿が数枚と
コップが片手で数えられる程しかなかった
(あの人、俺に気をつかったな?)
恐らくもっと掃除やらあるだろうに
そう思いながらも、手元の物たちを洗い始めた
ーーーーー
「お疲れ様」
「次のピークまで時間あるから休憩しててね」
と言われ、休憩するしかなかった
ここでまだ働けます!
とか言うと、また長いありがたいお話が始まる
そんなことはわかっていたので
大人しくスマホを触る
通知が来ている
これは…
[マッチングが成功しました]
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