僕の君(1)
「君はもう僕のもの」
「他人なんて、僕以外なんて見ないでね」
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湊ルート BADEND1
湊にとってはHappyendかもです
BADENDの為、細かいあらすじは伏せます。
後味が悪いって訳では無い、と勝手に思ってます。
それでも見たくないよって方は飛ばしてください
「今日はありがとう!!」
「楽しかったし、また誘ってもいい?」
夕方でも相変わらず輝いている目は
ほんとに綺麗で、飲み込まれそうだった
「僕も楽しかった」
「また行こー」
「ありがとう!」
「じゃあねー!」
そう言うと吉良くんは
手を振りながら人混みの中へ消えていった
夕方の駅、なかなかの人混みだった
ほんとに楽しかったな
…俺も帰ろう
そう思い歩き始めた
その時だった
ドンッ!!
誰かと肩がぶつかってしまったらしい
咄嗟に声を出す
「ごめんなさい」
「僕の不注意で…すいません」
そう言い頭を下げる
頭上から声が聞こえた
「あれ、快斗くん?」
その声に驚き顔を上げる
「湊さん?」
「湊さんですよ」
そう言いながらクスクスと笑う湊さん
「こんな夕方に何をしていたのかな?」
「まあ…いろいろだけど」
「逆に湊さんは何してたの?」
出会い系で知り合った人と会ってた。
…なんて流石に言えなかったため
話を変えた
「僕はね、君を探してたんだ」
彼は笑顔でそう言うと、腕を引っ張ってきた
「え? やめてください」
咄嗟にそう言ってしまう
「んー、ごめんね」
いつの間にか意識はなくなったていた
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「おきてー」
……ん。
ここはどこだろうか?
目の前にいるのは湊さんただ一人
「湊さん…?」
「ここどこ?」
「ここはね、僕の家だよ」
湊さんの家?
前来たときは全体的に白っぽい部屋だったはず
それに比べてこの部屋は
暗い印象の部屋で
電気も少し薄暗く、少し怖い印象を覚える
こんな部屋なかったはずだ
取り敢えず動こうと思った
のだが
「あ、動かないでね」
そう言いながら湊さんは俺の足を指差した
ん?
なにこれ
足になんかついてる
…鎖?
「今日から君はここで過ごしてもらうよ」
拒否権なんてなかった
薬でも飲まされたのか、考える気にもならなかった
「うん」
そう言うと湊さんは少し笑って、頭を撫でた
薄れゆく意識の中で
最後にしっかりと聞こえた言葉
この人一体…
僕にこだわる必要は、ないよね?
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「ただいま」
「おかえり湊さん」
「大丈夫? 寂しくなかった?」
「寂しかった。だからね、待ってたの」
「今日も今から一緒に居れる?」
「うん、もちろん! …こっちおいで」
BADEND 1
[僕の君]




