はじめに
皆様今晩は! シサマという者です。
2023年4月23日、私の代表作であり、ここ『小説家になろう』サイトに於ける、Web小説としては処女作でもある連載作品『バンドー』が、およそ3年半の歳月を費やして完結を迎えました。
私の過去エッセイでは既に何度か触れていますが、この作品は自分の頭の中だけで3年間も構想を練り続けていたもの。
いつかこのアイディアを形にしたいな……と思い続けて、Web小説の流儀も知らないままに『小説家になろう』サイトに漂着したのです。
この作品には、いわゆる「剣と魔法」の概念があるのですが、舞台は近未来の地球。
実在の都市はそのままの名前で登場する為、ジャンルとしては『ローファンタジー』が適当であったかも知れません。
しかしながら、私は海外ドラマ、とりわけ大好きなアメリカの犯罪ものの様な、目先のミッションをクリアしつつもスケールの大きな世界を描きたかったので、ジャンルを『アクション』に決定します。
多分にヒューマンドラマ的な内容でありつつ、アクションに手を抜かないアメリカのTVドラマに憧れていたのですね。
標榜していたのが1時間枠の海外ドラマでしたから、ドラマが進まないぶつ切りの状態で1話にカウントしたくない。
その結果が、1話読了にガチで45分くらいかかる20000文字超でのスタートでした(笑)。
途中でキャラクター紹介やあらすじのおさらいを2話ぶん挟み、後日談風の最終回は10000文字。
1話平均の文字数としては16000文字超となりましたが、それでもこの文字数で本篇83話、合計1370000文字で完結したのです。
このエッセイでは、その構成上なかなか読まれる事のない(笑)『バンドー』の、自己満足的なアピールと宣伝をしています。
そして同時に、他人を意識せずに自分の好きなものを書くと決めたはずなのに、無意識の内にランキングや書籍化の雑音に支配されてしまう作者の皆様を励まし、時に尻を叩く内容になっていると思います。
『小説家になろう』サイトに於ける1000000文字超の作品としては、PVもブクマもポイントもかなり低めな『バンドー』。
しかし、一部のニッチな支持を受けて無事完結した現実が無意味ではない事を、これからの活動で証明していきたいですね。