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聖と魔の融合

「心配をかけたね、優子。僕はもう大丈夫だ」


 僕の言葉に、優子は涙を浮かべて何度も頷く。


「本当に大丈夫なのか? ユニコーンのホルダー!」


 冬馬が疑わしげに言う。


「ああ。本当に大丈夫だ。後は結果を御覧じろって感じだね」


「馬鹿な……魔の誘惑を断ち切ったというのか。お前の中の魔と聖は完全に分離していた。それが統合するとは」


 大魔王は戸惑うように言う。


「僕は自分を受け入れた。後は、語ることはない」


 大魔王は、しばし難しい表情で黙り込んでいたが、そのうち少し笑った。


「わかった。親子対決といこうじゃないか。しかし厳しい戦いになるぞ。お前のベースは人なのだから」


「どうかな。僕には師匠からもらったユニコーンのカードがある!」


「聖獣のカードか……」


 大魔王が一歩退き、構えを取る。

 僕は四体の分身を召喚し、大鎌を手に取る。


 そして、僕達はついに最後の決戦へと挑んだ。



続く

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