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「バカバカバカバカっ!エイデン君やめてっ!!」
「………何してんの?」
エイデン君の暴挙に泣きそうになりながら拒否していると、私の救世主の声が教室に響いた。
「アニッサっ!助けて!」
私はというと、例の高い高い状態から逃れようとエイデン君の肩に膝を立て、脇に差し込まれている手を押しやり藻掻いていた。
「何?新手のセクハラ?」
「あ?違ぇし。こいつマジ軽いんだけど。体重あるのか謎。」
そう。なんとエイデン君は無理やり私の体重を測ろうとしているのだ。逃げ回っていた私は先ほど難なく捕まってしまい、今まさに体重計に自分ごと乗ろうとしているエイデン君から再び逃げようと藻搔いている。
「何言ってんの!?体重ない訳ないじゃん!」
「じゃあ何でこんなに軽いんだよ。もしかし飯食えてねぇの?」
「食べてる!食べてるから!」
「じゃあ何で必死こいて核集めて小遣い稼ぎしてんだよ。」
「なんで知ってんのっ!?」
エイデン君と課外実習に出たのは今日が初めてなのに何故知っているのか。
「…俺が集めたやついる?」
「え!?………それは欲しい。」
「ん…。」
「いやいやいや、だからといって言って体重計に乗るのはやめてっ!!」
「…なんか、仲良くなって良かったね。」
「そうね。」
(いや、これ新たないじめじゃない!?)
拒否り続けていると見かねたクリフが私をエイデン君から引き離してくれた。私はすぐさまアニッサの元へと非難する。
「エイデン、女の子に体重を聞くのはマナー違反だよ。」
「は?別にデブって言ってるわけじゃないから良いだろ。」
「それとこれとは別さ。それに、ソフィアは見た目からして肉付きが良いんだから、心配しないで大丈夫だろ。」
「はぁ?あれでかよ?」
「おっと、クリフ君、何だって?」
「ほんと、最低ねこいつら。」
「え?褒めてるんだけどな…。」
その日を堺にエイデン君の様子は変わった。毛嫌いし、距離を置かれていた関係から一変、口が悪いのは変わらないけど、私の魔法を見て茶々を入れてくるようになった。3日後には太らせようとお菓子をくれ、一週間後には直接体術を教えてくれ、一か月後には自分も呼び捨てで呼べと言い、そして――
「おい、足引っ張んなよ。」
「うん!エイデンも怪我しないようにね!」
「誰に言ってんだよ、誰に。自分の心配だけしてろ、ドアホ。」
私たちの関係は変わった。
エイデン君と私【完】
おまけ
※下品です
「初めて女を知った童貞でも無いんだから、あんなことしなくても女の子の体重なんて想像つくでしょ?」
「は?いや、あいつめっちゃ軽かったぞ?」
「多分アニッサの方が軽いと思うよ?」
「比べんな。殺すわよクリフ。」
「まじで言ってる?お前どうやって息してんの?」
「普通にしてるわよバカなの?」
「というか、エイデン何でそんな驚いてるの?セッ〇スの時どうしてんの?上に乗せないの?」
「おい、私を挟んでそんな会話するなキモイ。」
「は?俺バック派だから知らん。」
「あ~…。でも、だっこしたりしないの?」
「おい続けんな糞が。お前らの性事情なんて知りたくも無いんだけど、吐きそう。」
「ただいま~。…あれ?どうしたの?」
「「「な(ん)にも?」」」
三人は本当に仲がいい。私がこの幼馴染の輪に入れるのはまだまだ先みたいだ。
皆さま番外編までお付き合いいただきありがとうございました。
評価やいいねもしていただいてとても嬉しいです。
本当に感謝感激です!!!
実は番外編がもう一つあって(汗)それで本当に投稿は終わりです(多分)。完結詐欺と言われそうですが、それでも本編は完結してるから完結してると言い張ります←
皆様にお読みいただいて本当に感謝しております。




