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「ハァ゛ー!!??ソフィアとの子ども!?んで婚約した!?」
「おう!」
「死にたいのあんた?」
「おちつけってアニッサ…!」
「…はは…。」
今日も俺はパトリックと共に学校へ登校した。そこでパトリックがソフィアのことをママと呼ぶもんだからアニッサにも話が伝わるのは当たり前で。
席に着く俺を上から見下ろしアニッサが圧をかけてくる。
前々からコイツは俺に対しての評価が果てしなく低いが、俺とソフィアの婚約を誰よりも反対しやがる。ちょっとぐらい喜べや。幼馴染と親友の婚約だぞ?
「おいおい、俺の奥さんの前だぞ?あんま怒んなよ。」
「わっ!エ、エイデンっ!?」
見せつける様に自分の席に座っていたソフィアに魔力を使って俺の両腕の中に移動させた。ソフィアを盾にしてしまえばこいつは何も口出せない。そしてソフィアのことを抱けるから一石二鳥だ。
「み、皆の前でやめてよ!」
「ん~。無理。」
俺の膝の上でもぞもぞ逃げようとしているソフィアの腹に腕を回し逃げられないようにする。そしていい匂いのする首筋に誘われ、くんくんとうなじの匂いを嗅ぐ。……ちょっと後悔。めっちゃクる。
「死にさらせ。」
「子どもが居る前で盛らないでくれないかな?」
キレたアニッサが俺に向かって攻撃魔法を放った。慌てて俺はソフィアをクリフと共に居たパトリックのもとへと瞬時に移動させアニッサの攻撃を相殺する。
「バッかやろっ!ソフィアに当たったらどうすんだよっ!」
「当たらないようにしたわよ。お前だけ死ね。」
「友達同士が婚約したんだから喜べよ!」
「相手があんたじゃなきゃねっ!…というか誰であってもソフィアを嫁がせても良いと思える男は居ない。」
「お前はソフィアの父親か何かか!?」
無慈悲に仕掛けられる攻撃を避けながらマジでキレているアニッサを眺める。
『 あの子が望んだら私、掻っ攫うから。 』
アニッサがソフィアのためを思って俺に怒鳴りこんでいた未来を思い出し、教室内を逃げ回っていた俺は動きを止めた。俺が急に止まったものだから、アニッサが不審な表情でなによ?と問いかけてくる。
「………ソフィアの事、大事に想ってくれてありがとな…。」
「はぁ?当然じゃない。何様よ…。…は~あ。…一応ソフィアとパトリックの前だからこれぐらいにしてあげる。」
「お…、おう…。」
(…結構教室大惨事ですけど…?)
「…あの子の事幸せにしなかったら、あんたの元から掻っ攫うから。」
「…っ!…おうっ!任せとけ!」
「…ッチッ!」
「ガラ悪ぃなお前。」
「お前が言うな。」
(……言われなくても絶対皆で幸せになる…。)
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https://www.alphapolis.co.jp/novel/228701778/530610766




