表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/35

喧嘩②

そんな話しをしていると、コンコンとドアがノックされた。



「ほら、早速来たんじゃないですか?私が出ますね。」



「はい。」



「~~~」


私の座っている場所からは、扉の外の話し声までは聞こえない。

しばらくやりとりすると、ラーナは一度扉の外へ出た。




長いわね・・・もう5分くらい戻ってこないわ。

なんだか心配だわ。

右へ左へ・・・ソワソワしてしまう。



「リフィア様、少し落ち着いて。」



「そうは言ってもね、ラーナ少し遅くないかしら?」



「たぶん、殿下か、兄貴か、文官か、のだれかが、リフィア様に会いたいってゴネてるんだよ。」



「そうだとは思うのだけど・・・」


あ、我が国では、男性が未婚女性の部屋へ入るのはご法度なのだけど、護衛は別なのよね。

それでも、完全に二人きりになることはないわ。

今もリクと二人きりではく、メイドが他にいるわ。



「おおよそ、納得して引き取ってもらうのに時間がかかっているんだろう。リフィア様が出たら、きっと捕まるぞ。」



「それは、嫌よ!まだ許せないわ!」



「でしょう?かといって、俺が出るわけにもいかない。」



「そう・・・なの?部屋だから、大丈夫じゃない?」



「ダメですよ。外から狙撃されたら、どうする?」



「そんな、まさか。敷地内に入ることすら、できないと思うわ。」



「ああ、そうだ。それでも、万一俺が席を外しているときに、そんなことが起きれば、俺は後悔してもしきれないし、殿下にも顔向けできない。俺の首も飛ぶだろよ。」



「そう・・・そうね。リクの首が飛ぶのは嫌だわ。だから、あきらめるわね。」



「ああ、そうしてくれ。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ