登校日
教室へ入って、カイ、レーヴェン、リフィア、リクの順に並ぶ。
今日は最後のテストの答案の返しだ。
最後の最後、私は1位をキープできたかな?
「はーい、座ってくださーい」
と先生が入ってくると、立っていた人も着席する。
「まず、今回の学年順位を貼り出します。」
先生が貼り出してくれた紙を見つめる。
順位は1位だった。けど、王太子様も同率1位だった。
さすがです。
いつまでたっても、勝てないわ。
そんなレーヴェン様が好きなのだけど、悔しいわ。
「サリフ・レーヴェンさん。おめでとうございます。4年間上位のキープ素晴らしいです。レーヴェン様に引き継がれるこの国は安泰ですね!応援しています。リフィアさんを、よろしくお願いしますね。」
「ナリン・リフィアさん。おめでとうございます。4年間本当に頑張りましたね。王妃様は大変でしょうが、王太子様と手を取り合い支えあって、乗り越えていってください。私で良ければ、いつでも相談にのりますからね。」
「先生...ありがとうございます。励みになります。」
とカーテンシーをする。
全員のテストを配り終わり、卒業式と卒業パーティー、王宮である夜会の話しになる。
「卒業式は時間までに会場へ集まってください。このクラスの皆さんは、全員婚約者がいますので、卒業パーティーと夜会では一緒にお願いしますね。夜会はこのSクラスの方だけですが、婚約者は例外ですので、しっかりエスコートしたり、されてください。保護者の方もいらっしゃいます。学園での集大成と思ってくださいね。もちろん、パーティー、夜会前後もしっかり準備してください。」
「質問あるかたはいらっしゃいますか?」
「ないようですね。ではこれで解散です。」