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王宮⑪

「殿下がいけないのよ!リク話してあげて?」



「ええ~」



「リク、お願い。いいじゃない。」



「はあ~わかりましたよ。それにはまず、殿下とどうなったか、は自分から話したら?」



「へ!?あっ、そうね。ラーナ、私・・・殿下と、両想いだったの。殿下は政略結婚だと思っているのだとばかりい思っていましたが・・・」



「やっと気づかれたのですね!おめでとうございます。良かったです。」



「え!?知っていたの!?」



「お二人ともわかりやすかったですよ。気づかれていないのは、ご本人同士くらいですよ。」



「そうなの!?初耳だわ。」



「私は言っていましたけど、全然聞いてくれなかったですものね~」



「そ・・・れは・・・ごめんなさい。」



「それで、やっと思いが通じたのに、なぜケンカしているのですか?」



「ケンカじゃないわよ!はい、リク。交代。」



「はあ~まったく困ったお二人だ。では、私から・・・見晴らし棟で思いを伝えあって、降りてきた後、殿下がリフィア様との結婚を早めたいからって、緊急で陛下と王妃へ面会をと、文官を走らせたんだ。それをリフィア様が咎めた。だけど、個人的には嬉しかったとリフィア様が伝えた時点で、殿下が泣きそうになった。それを見かねたリフィア様が抱きしめて、隠して差し上げた。にも関わらず、照れ隠しで殿下は大胆だなどとからかって、リフィア様の機嫌を損ねた、ってこと。」



「そうゆうこと。棟の見張りの兵もいたのに。」



「そうだったのですか!殿下はリフィア様の気持ちを無下にするようなことをされたのですか!それは仕方ないですね!」



「でしょう?」

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