表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
27/35

王宮⑨

10分ほど馬車に揺られ降りると、王宮正面玄関(パーティー用とは別の小さなドア)から、城の中に入る。


階段を登り、3階まで上がって、更に奥を目指す。

王族専用の部屋の一つ手前に私の部屋はある。



ホワイトや、薄紫で統一した、自慢のお部屋。

とても、お気に入りです。




ソファーに座り、メイドにお茶をお願いする。



「リク、座りなさいよ。」


「はぁ・・・しかし」


「いいのよ。付き合って」


「わかりました。失礼します。」



しばらくすると、先ほどのメイドと交代で、ラーナがティーセットを持ってきた。



「お帰りなさいませ。リフィア様。」


「ただいま、ラーナ。」


「お疲れでしょうか?」


「なぜかしら?」


「デート帰りのわりに、なんだか嬉しくなさそう・・だったので、つい。申し訳ございません。」



「そう。いいのよ、ラーナ。あなたも座って付き合ってくれない?少しストレスがたまっていて。」


「かしこまりました。では、失礼します。」



話しながらも私とリクに、お茶と茶菓子を出せるラーナは一流ね!さすがだわ!

でも、さすがに自分のお茶は用意できなかったのね。



ティーセットの予備を、ティーワゴンの下段から取り出し、ラーナの分を準備する。



「リフィア様!お止めください!」


「あら、いいのよ。いつものお礼」

とニッコリ笑う。


「そんなっ、危ないです!」


「あら、私もできてよ?茶会では、私がすることもあるのだから。」


「そうですが!」


「ラーナ様、諦めてください。クスクス。いつもの、ですよ。」

とリクが笑う。



「そうなのですか・・・」


コトリ_と、ラーナの前にお茶を置く。



「リフィア様、恐縮です。ありがとうございます。」


「いいのいいの。ところで、いつものってなに?」



「あぁ、それは・・・」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ