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王宮⑤★

「よかった。ところで・・・そこの皆さん、そろそろ立ち去ってくれるか?満足したら降りるから、待っててくれ。」


え?なに?と、殿下の視線の先を見ると・・・

そこには見知った顔の方々。。


そう護衛のカイ・リクと、その婚約者の2人がいたのだ。

今の、見られていた??

恥ずかしくて、顔が熱い。


「失礼しましたー!」

と、階段を下りて行ったようだ。



「ようやく、2人だ。まあ、恥ずかしいけど、あいつらも心配してくれてたみたいだから、許してあげてくれる?」


「・・・・・リクたちのことは許します。心配かけていたと思うので。でも、でん・・ヴェン様は許しません!」

とふてくされてみた。



「え?え?」

オロオロする殿下。フフ。あわてている殿下。そんなふうになってしまうなんて。可愛いですわ。


「だって、ヴェン様。皆さんいると気づいていらっしゃったのでしょう?」


「そ、それはっ・・・」


「それなのに、キっキスしてっ!私、みなさんに見られたってわかって、もっと恥ずかしかったんですから。」


「ご、ごめん・・・なさい。」

シュンとして、まるで耳が垂れているような表情の殿下。なんだか、とても可愛いです。



「フフっ」

耐え切れずに、笑ってしまった。


「フィア・・・?」


「恥ずかしかったのは事実です。でも、怒っていませんよ。私も、かっこいい殿下を、私と相思相愛だって、見せびらかしたいんですもの。」



「・・・・!!フィア。君はなんて可愛いんだ・・・」

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