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第44話 ありがとう。

【初めに】

 突然の更新失礼します。今回は更新停止するという報告と、数年の努力へけじめをつけるための投稿です。皆さんには興味も無い事かもしれませんが、少しだけ自分の努力をした痕跡を未来の自分へ残させて下さい。


【裏話】

 実は魔王城編を完結させた頃に、第8回ネット小説大賞に応募して一次選考すら乗り越えられないという出来事がありました。典型的かもしれませんが、個人的には面白いと思って書いていた自分にとってはとても悔しかったのを覚えています。


 それから休止の期間を設け、読み返して文章や内容の添削から次編の構想を作り、夏に一気に投稿しました。そこでもあまり良い手応えを掴めなかったので、その後に大幅な添削もしました。


 少し裏設定を話すと、実を言うと当初の主人公は根っからの優しい子で、シュリの死やルーティの裏切りで魔王となり反転したような非情な人格になるという流れでした。しかし人の心は簡単には変わらないし、自分が魔王の時のヲルが好きというのもあって『光の中にいるためには手段を選ばないヲル』という人格に変えました。個人的には人間が安心感を求めるような感情が元で、ヲルは自分は人間を理解できないと思っていますが、ヲル自身も考え方が少しだけ違うだけの人間なんだという想いで描いていきます。

 もちろん他の登場人物もそれと同じ感情を抱いていて、本編では明かせなかったルーティの心情やドルスとファルの関係も当初とは違うものに変更しました。

 一番新しい魔法学園編で言うとニリルとラニルの兄妹であったり、結局最後まで描ききれなかったアノールクリアとクートルアンや本当に最終回の最後でしか触れられていないセクシアンと聖王の関係は、実は添削した後のヲルとルーティの関係を意識して作りました。


 少し裏設定について深掘りし過ぎましたが、その結果なのか第9回のネット小説大賞では一時選考を通過する事が叶いました。自分が忙しいために小説は活動休止という形でしたが、審査結果は意識して確認していたので無事に通過した事を知った時はとても嬉しかったです。

 残念ながら二時選考まで生き残る事は出来ませんでしたが、少しだけ自分と登場人物たちで作った世界が褒められたような気がして今でも嬉しいです。届きはしないと思いますが、自分の作品を客観視する機会を下さったクラウドゲートさん。ありがとうございます。


【今後について】

 本当はリアルが落ち着いたらこの作品の更新と気になる部分の添削をしようとも思っていたんですが、自分の小説を描けば描く程、読めば読み返す程、ほかの作品を読んだり見たり聞いたり感じたりすればするほど添削しないとダメだと気づかされたので、今の自分にこの作品は描ききれないという判断から無期限の更新停止とします。


 これからについてですが、特に新しく描くつもりはありません。ただ死ぬまでに、この作品は最高の形で完成させます。なのでもし再び出会う機会があれば読んでやって下さい。

 今までお疲れ様でした。登場してくれたヲルたちには感謝を、また会おうね。

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