魔王城編 解説
解説:登場したキャラクター・国・用語についての振り返り。
【 人物紹介 】
〈ゼンデス〉
宗教国家であるクレセリア王国の聖騎士長の内の一人。
金髪で黒肌、それとは対照的に全身を白銀の装備に包んでいる。腰に聖剣と呼ばれる数少ない品を帯剣していた。
アイザックとは一度戦った事があり、そこでは敗北している。
〈アイザック=アバキス〉
ドルスの実の父親。第一騎士団の団長でもあり、その力は帝国の五本の指に入るとされている。
ドルスの死を知って以降、ドルスの親友であったファルを殺した事に償えなかった後悔から自分自身を追い込んでいる。
ゼンデスとは一度戦った事があり、そこでは勝利を納めている。
〈謎の妖精〉
青く小さな妖精として、ヲルの前に現れた。
〈ペリセ〉
ヲルの前に現れた妖精と全く同じ容姿をした青の妖精。
しかし、その話し方からヲルの前に現れたモノとは別人だった。
作中では、狂人的な描写が見られる。
〈妖精王〉
妖精を統べる王。
体長は青年前の人間に近い大きさで、髪は緑色と一括りにしてはならないほどに様々な濃さの色をして、上品に長く伸びていた。
作中ではペリセの発言を聞き、一瞬にしてその妖精を殺すなどのシーンを残している。
〈ホーズル〉
背後から羽を囃した成人男性のような容姿をした妖精。
〈ルール〉
亜人であり帝国の奴隷だった。黒肌で鮮やかな紫色をした髪を長く伸ばしている。
特殊能力は、死体を操れる【死者操作】を持っている。
〈レアリル〉
亜人であり帝国の奴隷だった。紺色の髪を伸ばし、清楚な雰囲気を漂わせている。
特殊能力は、触れたものを十秒前の状態に戻すという【復元】を持っている。
〈フテューレ〉
亜人であり帝国の奴隷だった。ヲル曰く、『髪色は薄い赤とでシュリの薔薇色とは異なるが、顔のパーツひとつひとつが自身の妹の小さかった頃と重なって映る』らしい。
特殊能力は、一秒後の未来を見る事のできる【未来視】を持っている。
〈メクレナ〉
獣猫族で、人間に拐われて帝国の奴隷となるがヲルによって助けられる形となる。
閑話で登場していて、本編には登場する予定はない。
【 騎士団構成 】(閑話にて登場)
〈第四騎士団〉
閑話にて登場した騎士団。奴隷の管理など雑用に近い事もすれば帝都などを巡回している。
人数は最も多く、第四騎士団の中でも上下関係が生まれていたりする。
【 その他 】
〈秘境〉
幻の場所。空間がズレて発生した説や、神の隠れ家など様々な説がある。
この説は、伝説にある妖精界からきている。どのような場所かを知っている者は限りなく少なく、世界にいくつ秘境が存在しているかも不明。
〈魔王城〉
ラキネはそれを見て『まるで本物の薔薇の花を巨大化させ、その上からヲル様の闇をコーティングしたかのような不気味さと同時に、言葉にならないもの恐ろしさを感じさせる』と言っている。
その魔王城はヲルの攻撃を無傷で凌ぎ、計八階層ある。
第一階層は壁が少なく、最奥には上へと通ずる階段が一つ。第二階層は防衛に特化した造りになっていて、第七階層は研究なども行える小部屋がほとんどで、第八階層は玉座の間である。
〈生命創造〉
計十二回使うことができる。発動が魔王城編で描写されているのはルール、レアリル、フテューレのみであるが、残りも本編の最後に作ったと思われる描写があった。ヲルの発言から、ラキネにも使われたと思われる。
〈黄金の扉〉
唐突に思い浮かんだ謎の言葉。謎の妖精にヲルが聞くと、その妖精は誤魔化すように言葉を返していた。




