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鈍感主人公の無意識恋愛物語  作者: 白藤 おとね
高校生活最初の夏休み!!
9/11

第9話 買い物へ

〜〜〜8月中旬〜〜〜




「小麦ちゃん、明日ショッピングに行こ!!」


昨日の夜いきなり電話で菖蒲ちゃんに誘われて、大阪に買い物に来ています。


「……菖蒲ちゃん遅いよぉ〜。まさか迷子になったりしてないよね……?」


集合時間からすでに30分ぐらい経ちました。寝てるなんてことない……よね?


「小麦ちゃんごめーん! 寝坊して遅れた!」


「もー、遅いよー。寝坊して忘れてるのかと思って心配したじゃん! それに遅れるなら遅れるって言ってよね!!」


無事に来てくれて良かったです。危うく人を信じれなくなるとこでした。


「それじゃあもうそろそろお昼だし先にどこか食べに行こっか」


「あ、それなら任せて! 今日のためのプランしっかりと練ってきたから!」


そう言ってどんどん先へ進んでいく菖蒲ちゃんに置いていかれないように急いで追いかけました。集合に時間はかかってしまいましたが今日はとても楽しい一日になりそうです。




〜〜〜昼食:カフェ〜〜〜




「ここのサンドイッチすごく美味しいって評判で、前から言ってみたかったんだ〜!」


「ここにはよく来るの?」


「クラスの子たちとたまに行く感じかな。でも行きたいお店反対方向だからあんまりこっち来たことなくて行きたかったんだー。今日はありがとね、小麦ちゃん!」


「こっちこそ、私大阪ほとんど来たことなかっまからとても新鮮で楽しいよ。今日はかそってくれてありがと」


「そう言ってくれるなら誘ったかいがあったよー、また来ようね!」


「うん!」


こんなふうに楽しく会話して食事すると時間が経つのがとっても早くていつの間にか1時間ほど経ってました。


「うわ! もう1時間も経っちゃった…… このあとどうしよっか。どこか行きたい店とかある?」


「ここら辺は来たことなくてわかんないから菖蒲ちゃんに任せるよ」


「よっしゃ、任された〜!!」


そう言って会計を済ませたあと、まずは近くの服屋さんに向かいました。




〜〜〜服屋〜〜〜




「そーいえば今そこにあるアロハシャツ見て思い出したんだけどさー、今鈴1人で沖縄に言ってるんだよ! ズルくない!?」


「そんなの良く水柿くんの両親は許してくれたね。1人で沖縄に何しに言ってるんだろ?」


「あー、それは問題ないよ。だって小学校の頃に友達だった子の家に泊まりに行ってるんだもん。いいなー、行きたいなー」


「小学校の頃の友達ってことは潤くんも菖蒲ちゃんも友達なんだよね? なんで一緒に行かなかったの?」


「それがねー、連絡も何もなしに勝手に行っちゃうんだよ! あたしと宗谷が最後に一緒に行ったのは中二の夏休みだもん!」


「そーなんだ。でもなんで1人で行くんだろうね…… みんなで言った方が楽しいと思うんだけどな……」


「だよね! 小麦ちゃんもそう思うよね! でもその子以外にも会いたい人がいるらしくてね、どんな人か聞いても教えてくれないの……」


こんなふうに会話しながらだが、菖蒲ちゃんは元々欲しいのを決めていたのかいくつかの商品をカゴに入れて行く。少し感心してしまった。


「どんな人なんだろ、もしかして水柿くんの彼女だったり?」


「それはナイよ。だって鈴だよ? あいつが彼女作れるなんて思わないよー」


「そうかな? でもクラスとかでも何人かの女の子が水柿のこと喋ってるのたまに聞くよ?」


「あー、それはねー鈴良く不良に絡まれてる人見ると突っ込んでいってボコボコにするからさ、だいたいそれを見た子が喋ったりしてるだけなんだよねー。だからモテるのとは少し違うと思うなー」


「すごいね、まるで正義のヒーローみたいだね」


「やってることは鈴の一方的ないじめなんだけどね…… 何せ昔から武道やってたから小学校入ったばかりなんか暴れん坊のガキ大将だからね」


「そんな頃もあったんだ〜。そんなの想像も出来ないよ……」


「まぁ、前にちょっと色々あってからはやんちゃほしないようになったけどね……」


「へー、どんなこと?」


「それは今度鈴に直接聞いてみ、結構すごい話だから」


「なんか急に怖くなってきたよ……」


「まぁそれは置いといて。で、鈴が会ってる人なんだけどね、なんでもネットで知り合った人達みたいなんだよ。それ以上は教えてくれなかったんだけどね」


「水柿くんって遠くに住んでる知り合い多いんだね……」


「そうなんだよ、あたし達も最初聞いた時びっくりしたもん。なんでもいつもこの時期に沖縄にある母親の実家に帰ってきてる人らしくてね、沖縄に行ったついでに会いに行ってるんだってさ。じゃ、買いたいもん見つかったからとりあえずレジ行ってくるね。小麦ちゃんは買うものないの?」


「ここではないかなー。まぁ、でも欲しいのが見つかったら買うから私のことは気にしなくていいよ」


「わかったー。じゃあレジに行ってくるねー!」


そう言ってレジの方へと菖蒲が向かっていったので、入口のところで待っているために移動しました。……私、今日ここに何しに来たんだろ。まぁ、楽しいしいっか。


「おまたせー」


「大丈夫だよ。それより水柿くんの会ってる人ってどんな人なのかな……」


そうやって会話を戻しつつ次の店へ向かって行く。次はどうやら違う建物の中に行くみたいです。


「気になる? 気になる? これは鈴ワンチャンあるかな?ネットで知り合ったって部分と、母親の実家に帰ってきてるって所を除けば知ってる人で当てはまる子がいるっちょいるんだけどねー。しかも女の子」


「もー、何言ってるの菖蒲ちゃん。そんなんじゃないって。でも女の子かー。その子ってどんな子なの?」


「やっぱり気になってるんじゃん! 正直に言いなよー。でもそうだなー、簡単に言えば[明るくて優しい子]かな」


「菖蒲ちゃんみたいな感じなの?」


「うーん、ちょっと違うかな。確かにあたしも明るいっちゃ明るいのかもだけどねー、そんなのとは全然違ってね。いつもニコニコ笑ってて誰にでも優しい感じかな」


「へー、なんかすごいね。私だったらすぐ疲れちゃうよ」


「でもね、とっても可愛いんだよ! 私たちといた時はね、拗ねたり怒ったりね、あと普段とは違う感じの笑顔で笑うの!」


「とても仲が良かったんだね。私も会ってみたいなー」


「じゃあ来年みんなで沖縄に行こー! 楽しみだなー!」


「そうだね、みんなで行けたらいいね」


来年もまた楽しい1年になりそうです。


「よし、次は雑貨屋さんに行くよ。レッツゴー!」


「おー!」


今日もまだまだ楽しい時間が続きそうです。

読んでいただきありがとうございます


これからも読んでいただけたら嬉しいです。


最近夜涼しくて風が気持ちいいです

このくらいの季節がずっと続いて欲しい……

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