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鈍感主人公の無意識恋愛物語  作者: 白藤 おとね
高校生活最初の夏休み!!
6/11

第6話 キャンプ二日目

全然更新してなくてすみません、書き方下手になってるかもですのでその時は指摘してくれたら嬉しいです。

キャンプが始まって2日目、おれらは肝試しの下見をするために、和真が見つけた墓地へと向かっていた。


「ねぇ、和真が見つけたっていう墓地はまだなの? 墓地へ行くだけで充分肝試しになると思うんだけど……」


「たしかここら辺だったはずだぞ? ほら、あれだよ!! 俺が昨日見つけた墓地!!」


そう言って和真が指さした先には、確かに墓地があった。しかしそれはとても広く、そして長いこと手入れされてないのかいかにも本物が出るような雰囲気を出していた……


「おい、ほんとにここでやるのか? 賛成しといてあれだが夜中に肝試しして帰ってこれる自信ないぞおれ……」


「僕も少し遠慮したいかな……流石にこれは危険じゃないかと思う……」


「私も今やるかと聞かれたらやりたくないですね……」


「大丈夫大丈夫!! ちょっと進んで今から置きに行くこの石を取りに行くだけだから!!」


そう言って和真が取り出したのは、黒く薄汚れ、苔の生えているいかにも禍々しい二つの石だった。


「なぁ……ほんとにやるのか?」


「当たり前だろ!!? こんなにやりがいのありそうな場所なのにやらないではないだろ!!」


「マジかよ……なぁ、菖蒲もなにか言ってくれ……」


そう言いかけて菖蒲の方を見るとそこには木の影で震えて発言するどころではない状態にある菖蒲の姿があった。


「菖蒲ちゃん大丈夫? どこか調子が悪いの?」


「菖蒲はこういう場所昔から苦手なんだよ…… はぁ、なんで昨日はあんなに行きたがったのかなぁ……」


「だって…… 苦手なのは昔の話だし今ならもう大丈夫だと思ったんだもん…… それにせっかくのキャンプなんだから精一杯楽しみたかったし……」


「なぁ和真、やっぱやめようぜ肝試し。本番菖蒲がこんなんだったら肝試しどころじゃねぇしさ」


「それもそうだな、よしじゃあ肝試しできないのは残念だけどまた今度の機会にってことで今日はじゃあ川で遊びまくるぞ〜!!」


「おー!!」


「おまえ肝試しなくなった瞬間めっちゃ元気になるな……」


「だってもう怖いこと考えなくていいんだよ!? そりゃ元気になるよ!! よし、じゃあ川へしゅっぱーつ!!」




〜〜〜2日目、夕方〜〜〜




「今日も結構遊んだな〜!! 明日絶対筋肉痛で動けない自信あるぞおれ」


「数時間川で遊んだだけで情けねぇなぁ鈴!! 俺はまだまだいけるぞ!!」


「そろそろ皆さん夕食の準備始めましょうよ」


「そうね! 私もおなかすいた!! ねぇ、今日の夕食はなんなの?」


「今日は、焼肉だよ。野菜いっぱい買ってきたからな!! いくらでも食ってくれていいぞ〜!!」


「ちょっと鈴!! 本当に野菜しかないじゃない!!」


「うるさいな〜!! 今から肉も出すからちょっと待ってろ!!」


「やった〜!!」


「はぁ、なんでおれが勝手に焼く当番させられてんだよ……」




〜〜〜30分後〜〜〜




「ごちそうさま〜!! いやー結構食べたわね!!」


「お前ほとんど肉しか食ってないだろ。ほら、野菜焼いてやったから食べろ」


「鈴お前保護者みたいだな。あ、俺もトウモロコシくれっ!!」


「あ、私もください!」


「僕ももらうよ」


「おう、たんと食え。野菜ならまだまだ残ってるからな!!」


「水柿くんもしっかり食べなよ? さっきから焼いてしかいないように見えるけど……」


「おい、ほんとかよ鈴。しっかり食べねーと明日遊べねーぞ?」


「しっかり食べてるよ。明日キャンプ最後だししっかり遊べないと困るからな!!」


「うん、分かった。水柿くんがそう言うなら大丈夫なんだろうし」


「さぁ、俺のことはいいとして、そろそろ片付けて明日のために早く寝ようぜ!!」


そう言って俺は率先して片付け始めた。みんなで協力してやったので、割と早く片付け終わり、風呂を全員入り終えたのは17時00分頃だった。




〜〜〜全員入浴後〜〜〜




「ねぇ、まだ早いしみんなでなにかしようよ!! なにかないの? ほら、トランプとか」


「あー、ちょっとまってろ、今出してくるから」


「さすが鈴!! 」


「まぁいつかやりたいと言い出すと思ってたからな」


そう言って俺はトランプを取って来て、しばらくたつと、みんな飽きてきて寝ることになった。俺はなかなか寝れなかったので、近くの川にでも行こうと思い、プレハブを出ようとすると高野も眠れなかったらしく入口で会ったため一緒に川へ行くことにした。


「みんな疲れてたのかすぐに寝ちゃったね……」


「そうだな」


やばい、会話が全然続かない……めちゃくちゃ気まずい。


「高野は今日楽しめたか? 菖蒲に振りまわされて疲れたりしてないか?」


「大丈夫だよ。水柿君こそ本当に大丈夫? 晩御飯とかもあんまり食べてないように思えたけど……」


「だから大丈夫だって。俺もともと少食だし」


「そう? まぁそういうのなら大丈夫なのかな? しんどかったら言ってね、いつでも助けるから!!」


「おう、よろしくな!!」


ここでまたしばらくの沈黙ができた、俺が何を喋ろうかと悩んでいると、高野の方から喋りかけてきた。


「ねぇ、自分たちと違う世界ってあると思う?」


突然の、そして想像を絶する質問に俺は驚きを隠せなかった。


「どうしたんだいきなり?」


「たいした意味は無いんだけどね……最近異世界ファンタジーものを読んだんだけどそれが頭から離れなくってね……」


「なるほど、そーいうことか。いきなりの質問でびっくりしたよ……うーん、どうだろうなぁ。あるかどうかは分からないけどあったら楽しそうだよな」


「そうだよね、あったら一度行ってみたいなぁ……まぁ帰れるか分からないけどね」


「そうだな、いつかは見てみたいな。……ってもうこんな時間か。そろそろ戻って寝ようぜ、明日もまた朝から遊ぶんだろうししっかり寝とかないとな」


「うん、そうだね。それじゃあおやすみ」


「おう、また明日な!!」


そう言って二人でプレハブに戻り、部屋に戻っていった。


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