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鈍感主人公の無意識恋愛物語  作者: 白藤 おとね
高校生活最初の夏休み!!
4/11

第4話 キャンプ出発!!

少し早めの更新です。

夏休みになり一週間がたった。今日からおれは高野と和真、それに菖蒲と宗谷

の五人でキャンプに行くことになっている。


「えっと、荷物はこんぐらいでいいかな?」


「ピンポーン」


「ん、誰だろう? あ、朝田か。まってくれ、もうチョイで準備終わるから!」




~~~10分後~~~




「悪い、おそくなった」


「おそい!!」


「いや、だから悪かったって……」


「炎天下肌が白い少女を10分も待たせるなんてどういう神経してるのよ!!」


「言い訳のしようもございません。誠に申し訳ございませんでした」


「わかればよろしい」


「よし、それじゃ宗谷も迎えに行こうか」


「そうね、いこっか鈴!」


「といってもすぐそこなんだけどな」


「あ、ちょうど出てきた宗谷~」


「二人の声が聞こえたから出てきたんだ。タイミングはちょうどよかったみたいだね」


「さすが宗谷!! 鈴とは大違いね!!」


「鈴がどうしたの?」


「聞いてよ!! 鈴ったらね用意をきょうやりだして迎えに来た私を10分もまたせたんだよ!!」


「それはいけないな鈴。熱中症で菖蒲が倒れたらどうするんだい?」


「いや、そんなこと心配すんならキャンプいくなって話だろ……」


などと二人からの説教が始まってからしばらくすると集合場所である駅に着いた。


「二人はまだ来てないみたいね」


「そりゃ集合時間の20分前もだからな。どうする、コンビニでおやつとかかっていくか?」


「それはいいかもしれないね。それじゃあさっそく行こうか」




~~~20分後~~~




「ちょっと買いすぎちゃったかもね……」


「いや、大丈夫だろう。お、高野ちょうど今来たみたいだぞ」


「あ、ほんとだ。おーい小麦ちゃーん!!」


「おはようございます。みなさん、よろしくおねがいしますね」


「おう、よろしくな!」


「よろしくね!」


「よろしくおねがいします」


「それにしても和真おそいな……」


「ほんとも~!! なにやってんのよあいつ、絶対後で絞めてやんだから!!」


「ちゃんとてかげんしてやれよ……ってもしかしてあれか?」


 そうしておれがゆびをさしたさきにいたのは虫網と虫籠を持ち、大きな荷物を背負った「むしとりしょうねん」らしい姿をしている東雲和真だった。


「あ、確かにそうね。でも、あれと一緒に行きたくないな」


「そうだね。なんというか、一緒にいるとこっちが恥ずかしくなって……」


「お、鈴たち見つけた~ そんなところにいたのかよ!!」


「おい和真、その格好はいったい何だ」


「なにってキャンプって言ったらやっぱむしとりだろ~ ってことでみんなの分持ってきたからな!!」


 そう言って和真は手提げのかばんから折りたたみの虫網と虫籠を取り出して見せた。


「いや、いらないわよ!!私虫苦手だし……」


「私もです。見ただけで鳥肌が立ちます……」


「僕も遠慮させてもらうよ。川でたくさん泳ぎたいから」


「え~、なんだよみんな冷たいな~ あ!もちろん鈴はやってk」


「遠慮させてもらう。虫は大の苦手だ!!」


「あっそ!! じゃあもういいよ!! 俺一人で虫を捕まえまくってやる!! 夜中枕元に置かれてても文句いうなよ!!」


「私がみんなを代表して締めるからね!!」


 そう言って菖蒲は握りこぶしを作り軽く威嚇すると和真はなにかを感じ取ったように震えて、「ヒィ!! 絶対しません、ハエの王に誓って!!」などとわけのわからないものに誓いだした。


「妙なもんに誓うなよ……逆に信じられんから」


「は? 鈴、ベルゼブブに誓うんだぞ!! どこが信じられないってんだよ」


「どこもかしこもだよ……はぁ、まあそれはいいか。それじゃあみんな揃ったんだしそろそろ行こうぜ!!」


「「おぉ~!!」」


 そんなこんなでキャンプが始まった。なにも起こらないように願っていよう。一番心配なのは和真が虫取りに言って無事に帰ってくるかである。


「(はぁ無事に終わればいいな~)」



できれば変なフラグを立てないまま無事に終わってほしいものである

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