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鈍感主人公の無意識恋愛物語  作者: 白藤 おとね
とりあえずの人物紹介
1/11

第1話 いきなりの急展開

初投稿です。

おれの名前は水柿鈴。どこにでもいるような普通の高校一年生だ。特技とまでは言えないが、武道を全体的にたしなんでおりその中でも剣道は自分で言うのもなんだがかなり上手いほうである。勉強は、まあまあだが、数学が突出してでき、英語はその逆といった感じだ。


そんなおれは今、なぜかクラス一の秀才とうわさされている高野小麦と俺の部屋にいて、かれこれなにもしないまま、10分が経過しようとしている。


「(なぜだ、どうしてこうなった!? 一度こうなった理由を思い出してみよう)」



~~~3時間ほど前~~~



学校の教室、英語のテスト返しの時間


先生「そんじゃーテスト返すぞー」


生徒が出席番号順に呼ばれていく

そしてついに


「次―、水柿―」


俺の名前が呼ばれた。


だるいなーという気持ちを込めて「……はい」と返事をし、とりあえずテストを受け取りに行く。


「水柿はとことん英語がだめだなー、ほかの教科はそこそこ出来ているんだろ? ほかの教科に充ててる勉強時間をもう少し英語に使ってみたらどうだ?」


「アハハ…はい、そうしてみます」


そう言いながら席に着く。

だが先生は知らない。俺はほとんどの勉強時間を英語に費やしほかの教科はほとんど勉強していないのだ。昔からそうだ、中学の時からいくら英語を勉強しても成績が全然変わらなかった。

模試などでも、数学がほぼ満点に近い点数で、理科がそこそこ良く、国語と社会が平均ぐらいそして英語は安定して30~40点代だった。そしてそれは入試でもおなじだった。

と、そんなことを思い出していると、隣の席の高野小麦の解答用紙がふと目に入った。


「すごいな高野さん、今回もテストの点数めちゃめちゃいいじゃん」


そんな風に話しかけると高野は


「そ、そんなことないよー変なところで点数落としちゃったし改善点はいっぱだよー」


「そんなこと言いながらも俺より点数がいいじゃないか…少し英語の脳みそ分けてくれよー」


「それはちょっと無理かなー」


うーん、割と真剣に返された。これは困る。


「じゃあ俺に英語教えてくれよ、勉強のコツとかさ!」


「え? 私が英語を? 水柿君に?無理だよー」


と、なぜか少し頬を赤らめたまま返された。「なぜ今頬を赤らめるんだ? まったく他人の感情とはわからん」などと考えながら、もう一度頼んでみる。


「そこをなんとか頼むよー」


「まああすこしだけなら……」


「よっしゃー」


てな感じでとりあえず教えてもらえることになった。なったのだが…



~~~現在~~~



「(でもだからってなんで部屋に呼びこんでんだよー!!)」などと考えながら頭を抱え込んでいると、高野が口を開いた。


「そ、そろそろ勉強しない?」


「そうだな…あ、その前に俺お茶入れてくるわ」


そう言って下に降り、急いでお茶を入れお菓子を持って部屋に戻る。


「それじゃあ、よろしくお願いします。あ、あと、その、いきなり俺の部屋に連れてってごめん」


「いいよわざわざ謝らなくても…ただちょっとだけ、びっくりしたかな」


「ですよね…次から気をつけます」


「次また教えるとは限らないからね!?」


と、そんな風にまたほんのりとほおを赤らめながら少し強めの口調で言われてしまった。



とまあこんな風におれの人生が少しずつ回り始めたのだった。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

読者様側からみた課題点などといった意見を頂けるとありがたいです。

週一ペースで投稿していけたらと思っています。

今後ともよろしくお願いします。

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