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日常賛歌  作者: しろくろ
87/91

第八十七話 これから先の話をしよう

 はっきり言えば、ものすごくつまらないかもしれない話。


 つーかこれを面白いと思えた人はかなり作者と近い精神構造ということになりますね



 産まれてこれらて、幸せで。


 生きて、辛くて、苦しくて、嬉しくて、悲しくて、哀しくて、楽しくて、寂しくて、淋しくて、虚しくて、恋しくて、悔しくて、妬ましくて、憎たらしくて、愛しくて、切なくて、暗くて、冷たくて、暖かくて、温かくて、幸せで。


 それは、他でもなく。貴方の『人生』の物語。



『これから先の話をしよう』




「ひとつ」


「人を見定める力」


「ふたつ」


「人を魅入る力」


「みっつ」


「人を活かす力」


「―――よろしい」


 運命の日。断罪の瞬間。思い起こしては揺らぎ、掻き消しては甦る。


 僕の人生の、過ちの日。積み重ねた過ちを、過ちと気づかされた日。大切なただ一つを、溢して失くした日。


 僕は。


「それでは久遠。明日より正式に、お前を織崎の跡取りとして」


「ええ、乗りましょう。敷かれたレールに」


 苦々しくも誓いを立て、凛として微笑んでみせる。大切な大切なただ一人のため、僕にできることはいくつもないから。


 頼むぞ。お前の双肩には織崎の未来がかかっているのだから。そんなことを言われて、その気になっていた。


 違う。僕の肩にかかるのは、ただ一人の未来。それ以外を背負うつもりもないし、それ以外を背負う余裕もない。


「不服か、久遠」


 寂しそうな瞳をして、当代の雄は肩を落とす。それは敏腕を誇った経営者の肩ではない。


 ただ一人の、二児の親としての双肩。ただ一人の女の子の人生すら護れなかった、小さな小さな背中。


「不服はないよ。父さん」


 僕は彼を父と呼び、父は僕を子供として見た。それが親子で、僕らが常に在るべき姿。


 それをはき違えたから、今は。


「僕は、姉さんのために。そう決めて、全てを投げ打つ覚悟をしたから」


 僕の人生くらい、くれてやるさ。元々、貴方よりいただいたものなのだから。


 でも、姉さんのは駄目だよ。あの人は、ああいう人だけは、好きなように生きる権利がある。誰よりも幸せになる義務がある。


 だから、余計なものは僕が背負う。あの人はもう十分に苦しんできたから、これから先は好きなように生きていいんだ。


「織崎は僕が背負う。だから貴方には、父さんには他にやるべきことがある」


「わかっているさ。私は父にならねばならん。十七年も遅れたがな」


 疲れたように目尻を下げて、父親たる彼は言い切った。十七年の時を経て、それでも償える物があることを信じた。


「紫音がああなってしまったのは、私の責任だ。償えるとも知れぬ罪だが、償わなくてはならん」


 ずっと、愛されたくて足掻いた日々。最愛の姉が苦悩した十七年の償いに、父は父なりの覚悟を決めたのだろう。


 だから、僕も僕なりに覚悟を決めた。笑顔を無くして久しい姉に、もう一度美しく微笑んでもらうために。


 僕が織崎の跡を取れば、姉さんはもう苦しまずに済む。相応しいモノになるための努力も、理想に近づけぬ苦悩も、あの人には必要ないから。


 ただ普通に笑って、泣いて、愛されて。そんな人生を送って欲しい。自分を殺してまで織崎に尽くすことなんかない。


 きっと姉さんは、ずっと苦しんできた。織崎の長子として産まれ、父さんや母さんの気を惹きたい一心で努力を重ねた。


 誰にも負けない人に、誰にも届かない孤高に。そういうモノになろうとして、壊れてしまったのだろう。


 誰よりも気高く、誰よりも美しく微笑んだ。そんな自慢の姉が変わってしまったのは、鍵盤から離れたあの日からだろう。


 僕はあの日、彼女の悲痛を知ってしまった。


『私とあの娘の、何が違うっていうのよ』


『勤勉な天才を前に、平凡に産まれた人間はどうしたらいいの?』


『積み重ねても、足掻いても。それでも越えられない壁を前にして、私にどうしろというの?』


『教えてよ―――久遠』


 教えてよ、ねえ。


 口が血まみれになるほど噛み締めて、瞳が枯れる程に涙を流した。そんな姉さんを前に、僕は何もしてあげられなかった。


 かける言葉がなかった。ろくに努力もせず、跡取りは有能な姉がいるからと宣い、のうのうと生きてきた男。それがあの日の僕だった。


 そんな僕に言えることなんか一つもなくて。それでも、できることが一つだけあった。


 姉さんを救う方法が、僕の中に一つだけあった。孤独に嘆く彼女を、冷たい場所から引き上げる手段。


 僕が姉さんと同じところまで登る。そして、背負った荷物を受け取ろう。


 父さんや母さんの愛情を得るため。そんな理由で求めた跡取りの座など、姉さんには必要がないのだ。


 そんなものがなくったって、立派な娘になんかならなくたって、ちゃんと愛して貰えるから。


 のうのうと生きてきた僕でさえ、ちゃんと愛して貰えたように。姉さんだってきっと、同じように愛して貰える筈なんだ。


 それを気づかせる。そのためにまず、僕は姉さんを越えていく。


 姉さんがもう、跡取りとしての重圧に苦しむことのないように。好きなように生きて、好きなように進んでいけるように。


 大丈夫。僕はやれるさ。救うんだ、大切な人を。僕の誇りで、目標で、理想だった。世界でただ一人の、最愛の姉を。


「救うんだ。だから、僕に不服はない」


 はっきりとそう答えて、僕は父に背を向けた。今はもう、話すことなんかないから。


 やっと叶った。僕は姉さんを越えて、跡取りの座を確固たるものとした。父さんは徐々に一線を退き、塞ぎ込みがちな姉さんに気をかけることを約束してくれた。


 これでいい。姉さんはもう苦しまずに済む。僕たち家族はやり直せる。叶ったんだ。あの日打ち立てた目標が、ようやく。


「もう行くのか」


「ええ。一刻も早く姉さんに報告したいので」


「そうか」


 父さんは、笑っていたんだと思う。そういう優しい声で、姉さんを呼んであげたらいいのに。


 父としてはどこまでも不器用な人だから、なかなかうまくできなかったのだろう。娘と上手に接する手段が、厳しく育てることしかなかったのだろう。


 それが姉さんを重圧し、結果を出さねば突き放される感覚を植え付けてしまった。


 それは罪などではない。どこの家族にも当たり前に起こり得るような、普通の父と娘のすれ違い。


 溝を埋めるとまでは言わずとも、橋を渡してあげることができたなら。


 できたから、今。姉さんの元へと急ぐのだ。これから先に見える、木漏れ日のような未来を抱いて。


 あの人は、笑ってくれるだろうか。最初は辛いかもしれない。でもすぐに気づく。姉さんなら気づける。


 気づけたらもう、悩むことなんかない。空白を埋めるように精一杯に甘えて、普通の親子になればいい。


 姉さん、僕は―――。




「見捨てられたって、きっとそう思ったんだろうね。姉さんは」


 思い出したくもない過ちを、それでも無理矢理に思い起こした。『彼』に、全てを伝えるために。


「それから間もなく、姉さんは姿を消したよ。探さないで欲しいって、置き手紙を残してね」


 好きにさせてやろう。何か諦めたようにそれだけ言って、父さんも母さんも心を閉ざした。


 罪滅ぼしのつもりだったのだろう。僕にとってはその行為こそが大罪に思えたけど、一方で姉さんの意思を尊重する正しさも感じていた。


「それでも、おまえは探したんだな。紫音さんを」


「当然だよ。直接の引き金を引いてしまったのは僕だし、何もしないわけにはいかなかったから」


 彼は慈しむように僕を見つめていた。責めるでもなく、慰めるでもなく、ただ僕の全てを認めてくれていた。


「結果的に、一年もかかったけどね」


「それも、本宮の力を借りた時点で不正行為に他ならないな。普通ならもっとかかってたろ」


 彼は口を尖らせて、愚痴るように言い切った。彼女には手を焼いているようで、しきりに反則だと呟いていた。


「厳しいね。僕に手段を選ぶ余裕が無かったのはわかるだろう?」


「あれは手段じゃねーよ。例えば二年かかる筈のものを一年で済ませたようなもんだ。時間と運命に対する冒涜だね」


「うん、違いない」


 もっと言うなら、僕と姉さんは再会する運命になかったかもしれない。再会してはならなかったのかもしれない。


 そういう決められた道筋を無理矢理にねじ曲げて、まかり通したのが今回の例だったと言える。


 確かに卑怯な手段だったとは思うが、後悔はない。目的のためには選択肢など必要がないのだから。


「ただ、卑怯という点では君に比肩するものはないだろうね」


「……俺?」


「そう、君だ」


 悔しくて仕方のないことがあった。僕がどうしてもできなかったことを、目の前の彼は平然とやってのけていた。


「出逢って僅かに数ヵ月。その短期間で姉さんを理解し救済した。そんな君を卑怯と言わずなんと言う」


 姉さんがこちらに来てからの話を聞き、僕は何度も耳を疑った。


 それだけじゃない。彼に明るく微笑みかける姉さんを見て、何度も両目を擦りもした。


 こうもあっさりと、赤の他人である筈の彼が姉さんの心を開かせた事実。嬉しい一方、どうしても妬ましい思いが拭えずにいた。


「……俺は何もしてないんだけどなぁ。紫音さんが自分で選んで進んで来ただけだし」


 首を傾げる彼を見遣り、込み上げる気持ちを必死で誤魔化した。これは多分、『敗北感』という奴なのだろう。


 まともに感じたのは、初めてだったか。そもそも、姉さんを救えなかったことは僕にとっての唯一の挫折でもある。それを成し遂げた彼に敗北したと見るのに違和感はない。


 だからこそ、僕が知りたいことは一つ。この先、姉さんと向き合って行くためにどうしても知っておきたいこと。


「君と僕、いったい何が違ったのだろう」


 多分に愚痴の要素も含まれた、そんな問いかけだった。それでも彼は、雲一つない表情で答えてみせる。


「強いて言うなら、性質の差だろうね」


「……性質?」


「そう。俺と紫音さんには局地的に物凄く近い部分があったけど、偶然に久遠はそれが真逆だった」


 魅入るように、見定めるように、彼は僕を見つめていた。その目には何か、決定的な差が写っていたのだろう。


「俺や紫音さんが『できるかできないか』の世界で葛藤する間、きっと久遠は『やるかやらないか』の世界にいたんじゃないかな」


 意味は、なんとなくわかる。わかるけど、理解はできるけど、それを認めたくなかった。


「それじゃあ、僕は君に負けたってこと?」


 わかり切ったことを、もう一度問うこと。そこにいくつの意味があるのかは計り知れないが、彼は計ることをしなかった。


「そうだね。久遠は負けを知らないから、負けた」


「負けを?」


「そう。足掻いて、工夫して、手段を選ばず、いろんな物を捨てて……そこまでやって負けた経験、なかっただろ?」


 なかった。今はあるけど、あの時はなかった。努力は一切裏切らず、やればやるだけ願いが叶った。


 なるほど。つまり『やるかやらないか』の世界か。やればできるから、問題はやるのかやらないのか。


 当時はそれが当たり前なのだと思っていた。でもそうじゃない。僕は恵まれすぎる程に恵まれていた。無意識に慢心をしていた。


 たがら、見えてるものを見落とした。


「姉さんはずっと、『できるかできないか』の世界で戦っていたんだね」


「そう。今回久遠が、紫音さんを助けられなかったように。あらゆる努力を払って、あらゆる手段を講じ、それでも負けることの恐怖と喪失を知っていた」


 それは、当たり前のことだった。人が生きていくということの大前提だった。


 みんなどこかで負けて、妥協して、それでも這いつくばって前に進んだ。遅かれ早かれ限界を知って、戦っていた。


 それが僕はどうだ?のうのうと生きていたのは、のうのうと生きられるだけの資質があったからだ。


 何もしなくても中の上ででいられた。それこそ普通ならどこかで躓いて、努力無しには中の中ですらいられないことを知った筈だ。


 恵まれていたのだ。甘ったれていたのだ。そんな奴がある日突然ゆっくりと腰を上げて、誰よりも速く走り出した。息も切らさず、涼しい顔で。


 そんな奴が、自分をあっさり抜き去っていく。亀は兎には勝てない。それどころかスタート地点まで兎の遥か後方だ。


 昼寝しながらゆるりと進む兎の横を、不眠不休の亀が這いつくばって抜き去っていく。最高の快感だっただろう。


 だが、兎はやがて目を覚ます。そして思い出したように大地を駆け巡り、一瞬で亀を抜き去って行く。


 絶望しただろう。失意と失望の末、亀は這いつくばることをやめる。倒れて、死んだように眠り、二度と目を覚ますことはない。


「そう。きっと社会は兎と亀なんだよ」


 大半の人間は亀だ。自分を兎と勘違いしていても、遅かれ早かれ亀であることに気付く。


 織崎紫音にしても、氷名御遥人にしても、自分が亀だと気付くのが他人より早かったに過ぎない。


 どちらも、幼い頃より本物の兎が隣にいたから。物分かりだけは妙に良くて、自分を亀だと理解した。


 織崎久遠は兎だった。付け加えるなら桐原疾風、それにやがて登場する『最後の歯車』も、遥人の隣を歩く二匹の兎。


 片や怠惰の具現たる真の兎の道を行き、片や全力疾走を標榜する勤勉な兎の道を行った。


 織崎久遠は中間にある。観察眼という最上級の才能に恵まれた彼は、怠惰の日々から全力疾走への転換を実現した稀有な兎だ。


 その転換が、亀を絶望の淵に追いやった。亀はレースを放棄して、場外へと消えていった。


「それが、僕らか」


「俺が思うにね」


 久遠が額に手を当て歯を食い縛る中、遥人は何事もなかったように頬を緩めている。


 慣れていた。今更自分を卑下することにはなんの躊躇もない。自分は亀だ。そんなこと、わかりすぎるくらいにわかっている。


「でも、久遠は負けることを知ったろ?」


「ああ、僕は負けた」


「亀を愛して、慈しみ、救い上げようとして。結果、兎は亀に敗北した」


 亀の絶望を理解できるのは、亀だけだった。兎がどう足掻いたところで、敗北者の気持ちなど理解できまい。


 負けたことのない人というのは、時として恐ろしいほど残酷になれる。優しさとは同情に他ならない。


 それでも、織崎久遠は理解しようと努めた。努めた結果、しなくても良かった筈の敗北をした。


 兎は唯一の穴を埋め、亀の手を取ったら。


「そう、手を取ったんだ。だから久遠はもう、紫音さんを理解してあげることができる」


 少なくとも、空回りして絶望を深める結果を招いたりはしない。兎と亀が手を繋いで進む。そんな可能性が生まれた。


「それなら、僕が姉さんを連れて帰ることも可能なのかな?」


「だろうね。ただ」


 挑発的に呟いた久遠。それを受容した上で、遥人は決定打を口にした。


 織崎久遠の葛藤を解した上で、それでも自分が望む未来の為に。


「ただ、きっと彼女はここにいたいのだろうね」


 その為の大仕事だった。紫音を連れて行こうとする久遠を食い止め、まさかとも思える提案をした。


 自分を、見定めてみせろと。観察力一つで兎に成り果てた男を前にして、大嫌いだった自分自身を誇って見せた。


 ことあるごとに自身を卑下し、自分なんかよりが口癖だった男が。


「だから、俺を見なよ。物足りないと思うなら、紫音さんを連れて帰ればいい」


「やっぱり、そうなるのか」


 余裕の様子で微笑む遥人と対峙して、久遠は何を思ったか。


「いいよ。君が僕より姉さんを幸せにできるなら、だけどね」


「……なるほど。今更文句は言わないか」


 二度目のやりとりだ。約束事項の確認作業と言えばわかりやすかった。以前と違ったのは、互いが全てを吐露した上での公約であったこと。


「面白いね。乗って良かったよ、この話」


「そうだろ?俺としてもアパートの一室が埋まって万々歳だよ」


 普通にしていれば、先天的に波長の合致する二人。熱い牽制球合戦の輪は閉じて、二人の少年がキャッチボールを始めた。


「先に一言だけ、言っておこうと思うんだ」


「なんだ、畏まって」


 久遠が背筋を伸ばし神妙な面持ちになると、釣られて遥人の背筋が伸びた。互いに、礼節には一家事を持つ人種である。


「ありがとう。姉さんを救ってくれたこと、僕は一生恩に着る」


 深々と頭を下げて、強い口調で感謝を告げた。遥人が成し遂げたことの意義を省みて、返しきれない恩義を負った。


「姉さんが生きてるただけで嬉しかった。笑っていたことはなお嬉しかった。曇らせたのが自分だと知って辛かった。その全ての思いを介した上で、僕は君に感謝する」


 弟として。家族として。あの日消えた姉が死を選ばなかったこと。心を病まずにいれたこと。全てが奇跡のようで、胸を撫で下ろしていた。


 その過程に何があったのか、久遠は知らない。線香花火、雨の帰り道、そして聖夜の事変。物語の山を担ってきた二人の日々を、彼は知らない。


「それでも。その感謝を裏切ってでも、僕は姉さんを連れて帰りたいと思っている」


「わかってるさ。それとこれとは別だ」


 二人の日々を知らない今だからこそ、口に出来ることがあった。この先あらゆることを知り、その中で彼が何を選ぶのかはわからない。


 それでも。


「俺は、出来る限りに頑張るだけだよ。久遠が納得してくれるようにね」


 紫音を誰よりも幸せにしてあげられる人間に。今までがそうだったように。これからもそうでありたいと願う。


「それなら僕は、何より公正な判断をすると誓おう」


 最愛の姉が、一番幸せであれるように。その方法を自分の目で判断できる。それが久遠の強みだろう。


「さて、と。お堅い話はこれくらいにして、なんか紫音さんとのエピソード話してくれよ」


「エピソードか……そうだなあ」


 和やかに、穏やかに。繋がれた縁を結んで、ほどけぬようにと想いを込めた。


「それじゃあ、かつての姉さんの惚れられっぷりの話でも――」


 そりゃいいや、と手を打って。彼と彼の過ぎ行く一時。兎と亀が盃を交わす、そんな初夏の日の出来事。


第八十七話『これから先の話をしよう』END


 お片付けはもう少しだけ続く。



 こんな一日

 そんな日常




 久々に小説書いたら疲れるわ時間かかるわ……まあ無駄に重めな内容にしたせいかもしれませんが


 私は兎と亀の話が大好きです。自分の中でいろいろ補完してたりもします


 そんな理念を根底に孕んだのが本作『日常賛歌』です。こんな具合でよければあと二年くらいお付き合いくださいな


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