運命の歯車
御巫「おい ! だから俺がなんだよ!!」
Dr.K「いやーすまんすまん。御巫君の名前の事はまた後で話そう。それより君に話さなければならない事が山ほどある。」
御巫「…はぁ。」
俺も聞きたい事が山ほどあるが、とりあえずじじぃの話を聞く事にした。
死んだこと。βなんたらとかでBreakerとやらになった事。街の事。
非現実すぎて頭に入ってこなかった。
そして一番最悪だったのが…
御巫「…死人はいるのか?」
Dr.K「…多少はな。」
御巫「…殺してくれ。俺を殺してくれ!!」
Dr.K「御巫君。君を殺そうとするとこちらの命が危ないのだよ。君の体は既に人間ではなくなってる。またBreakerにでもなられたら我々でも君の力は止められんのだよ。」
御巫「なら自殺する!!」
Dr.K「やれものならやってみな。と言うことで俺は忙しい。聞きたい事あるだろうがまた今度だな。今日はもう帰りなさい。体も大丈夫みたいだし。」
そう言われると部下に目隠しと手を後ろに手錠をされる。
御巫「おい!何しやがる!」
部下「ごめんな。ここは他人に知られてはダメなんだ。」
そのまま俺は車に乗せられ、出発した。
それを見送るDr.K。
Dr.K「御巫零…。なぁ御巫さん。これは俺に諦めるなと言ってるのかい?」
運命の歯車が、動き出す!