終盤へ
≪続けてお伝えいたします。東京都にいる皆さんは早急に避難してください。現在国会議事堂前では…≫
「あ……」
暗い部屋でテレビを眺め続ける一人の少女。
「パパ…。私も‘お兄ちゃん達’みたいになれるの?」
その少女はその後もテレビを見続けた。
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時はまた少し戻り、一ノ瀬は自分の家の前にいた。
一ノ瀬「了解。発射だな…。」
一ノ瀬はジャスティスの戦艦に連絡をとる。
一ノ瀬「発射しろ。目標は…国会議事堂だ…。」
≪了解。≫
ザザ…。
宮下「やはりな…。一ノ瀬。」
一ノ瀬「宮下…。よく俺の居所わかったな。」
宮下「ふん。俺を誰だと思ってる。そんな事はどうでもいい。今さっき連絡した相手。阿見場だな。」
一ノ瀬「…。」
宮下「本部が崩壊したのも阿見場のやつのせいか…。」
一ノ瀬「宮下。俺は…俺は……!!!」
宮下「わかってる。何も言わないでいい。そんな顔されたら俺も辛くなる。」
一ノ瀬の顔は泣き崩れていた。
罪悪感で胸がいっぱいになっていた。
一ノ瀬「うおおっっ!!」
宮下「阿見場に何をされたかわからんが辛かろう…。」
一ノ瀬「……。宮下よ。一般市民は避難でもしてるのか?」
宮下「ああ…。首脳の命令によりな。」
一ノ瀬「そうか…。そうか……。」
一ノ瀬は涙を拭うと真剣の表情に戻る。
一ノ瀬「宮下よ。こんな俺を哀れと思うなよ。阿見場に脅され大切な人達を傷つけてしまった!!!もはやこの一ノ瀬!!!
死、あるのみ!!!!」
宮下「待て一ノ瀬!!何をする気だ!!はっ!!」
ゴオオオオオッッ!!!!!
宮下「この音はっ!!
レールガンっ!!」
一ノ瀬「俺はこんな方法でしか落とし前をつける事ができん!止めてくれるな~!」
キィィィ…!!!
両腕両足をエラーにする一ノ瀬。
宮下「やめろ~!!」
ザシュッ!
空高くジャンプする一ノ瀬。
一ノ瀬「さらばだ宮下!!!これが俺の最後の戦いだ!!」
一ノ瀬の目の前にレールガンが迫る。
一ノ瀬「うおおっ!!」
ゴオオオオオッッ!!!!!
一ノ瀬「ジャスティス!!いや!!日本に栄光あれ!!」
ドッ!!!!!
一ノ瀬の一撃の拳がレールガンを破壊する。
その破片や中の弾丸が一ノ瀬の体を跡形もなく消し飛ばしてしまうのであった。
宮下「一ノ瀬~~!!!」
ジャスティス幹部
一ノ瀬 武
正義魂を胸に
死亡
そして国会議事堂前
ぶつかる拳と拳。
霞浦「ちっ…。」
阿見場「ぐおっ!」
互角の闘いをする霞浦と阿見場。二人が出会ってから既に約20分。
長期戦になろうとしていた。
霞浦「ふっ…はぁ…」
阿見場「がはっ……ぺっ…」
互いに体力が消耗する。
阿見場「貴様マジに人間か? 末恐ろしい奴だ…。」
霞浦「そいつぁどうも。」
阿見場「ひとつ気になる。」
霞浦「なんだ。」
阿見場「お前ら一族は何者なんだ!!何が狙いだ!!」
霞浦「ふん。」
不気味な笑みを浮かべる霞浦。
霞浦「まぁ…俺は別に興味ない話だし…冥土の土産に教えてやるよ。俺の先祖は昔…」
と、その時怒鳴り声とともに走ってくる大男。
阿見場「あん?」
霞浦「巨猿。」
殴山「阿見場~~!!!!覚悟しぃや~~!!!!!」
織田との戦いを終え、しばらく織田の死と疲労で憔悴しきっていた殴山であったが立ち直り、日本のために、アルバトロスのために、織田のために、戦場に戻ってきたのだった。
阿見場「バカ猿!!貴様…織田はどうした。」
殴山「織田さんは……死んだ!!!俺のために…自らな!!!」
阿見場「チッ…。ゴミ野郎が…。死ねバカ猿!!」
ゴオオッ!!
阿見場の拳が殴山の心臓に狙いを定める。
殴山「ぐぬっ!!」
ヒュンヒュン…
殴山に拳が当たる直前、阿見場に向かって飛んでくる戦車のタイヤ。
ゴッ!!
阿見場「何!?」
タイヤは阿見場の腕に当たって軌道がずれ、殴山の横腹をかする。
殴山「ぐっ?」
阿見場「誰だ!!」
タイヤが飛んできた方向を見るとそこにいたのは宮下であった。
阿見場「ジャスティスのバカ幹部か。」
宮下「貴様、阿見場!一ノ瀬に何をしやがった!!まぁ…一ノ瀬は死んだ!!貴様は絶対に許さん!!死以外ないと心得ろ!!」
阿見場は理解した。レールガンが来ないのは一ノ瀬が犠牲になって止めたことを。
阿見場「…!!!どいつもこいつも使えないやつばかり!!」
そして、後を続くように現れる天野と音無。
天野「本当に大丈夫?」
音無「うん!大丈夫!!本当にありがとう天野ちゃん!!」
霞浦「おー。どんどん集まるな。」
阿見場「ぬ~…!!!ぐぅ~~…!!!次から次と……!!!ゴミどもが~~!!!!!!」
追い込まれてくる阿見場。
戦いは終盤へ




