一触即発
戸神「な…なんだ…こいつは…」
霞浦「こいよ雑魚。」
戸神「…っっ!!」
戸神は一歩も動けなかった。
霞浦から放たれる殺気のオーラが強すぎて恐怖していた。
一瞬にして倒された滝澤を目の前にして戦えるわけがなかった。
霞浦「まぁ…何だ。少しは強い奴等と戦えるかと思ったが、所詮こんなもんか。つまらん。
戦う気のないやつと戦っても面白くもない。帰れ。」
戸神「バカに…しやがって!!」
キィィィ…
戸神は腕をエラーにするが、
シュ~…
すぐ腕が戻ってしまう。
戸神「なんで…!」
霞浦「ふん…。恐怖しすぎてエラーにもなれないか。
足も震えてるし、なんか可愛そうだから楽にしてやるよ。」
霞浦は戸神の目の前まで歩みよる。
戸神「あ…あ…」
霞浦「さよなら。」
時間にして1秒。
霞浦は戸神に20発のパンチを食らわす。
霞浦は当然気絶している戸神を掴むと滝澤の上に放り投げ、その上に座る。
霞浦「あとは…。この感じ、巨猿の方は決着が着きそうだ…。
あら、御巫やられてるじゃん…。しょーもない。俺が阿見場を倒してやるとするかな…。くく。」
その頃、天野は先程乗ってきたジャスティスの車に戻って腹の傷を手当てし、音無に輸血をしていた。
隊員「これで大丈夫。」
天野「良かった…。音無ちゃんが私と同じ血液型で…。」
ジャスティスの道具である簡易血液検査装置で、天野と音無が同じ型だったので、天野から輸血を行っていた。
天野「ゆっくり休んでね…。」
そして、霞浦の前に現れる阿見場!
霞浦「遅かったな阿見場。俺は強いぜ?」
その顔はこれから犯罪でも犯すかのように、不気味な笑みを浮かべていた。
阿見場「な…何なんだ…こいつは…」
霞浦「くく。」
阿見場「…この殺気は!!み…御巫の比じゃない!!」
一触即発。
ついに対面する。最強と最強。
阿見場「滝澤!! 戸神?生きてたのか…。
お前がやったのか。」
霞浦「ああ。弱すぎて寝そうになった。」
阿見場「…。そうか。滝澤をここまでするとは。大したもんだ。」
霞浦「自爆でやられただけだ。俺は何もしてない。」
阿見場「ま、どうであれ俺の部下をこんな事にした事。後悔させてやる。」
キィィィ…!キィィィン!!
両腕両足をエラーにする阿見場。
ドビュン!!
目にも止まらぬスピードで移動し、霞浦を殴ろうするが頭を下げてかわされる。
阿見場「なに!?」
霞浦「確かに速いな。俺も一瞬見失ったぜ。」
阿見場「‘一瞬’…。なるほど!!面白い!!やるなひょろいの!!」
阿見場はジャンプして後方へ霞浦との距離をとる。
阿見場「だが!!この俺には勝てん!!」
阿見場は着地をして、前を見ると目の前に霞浦の拳が迫っていた。
阿見場「な…!!!?」
ガキィィィン!!!!!
阿見場「うおお!!?」
腕をクロスして防御する阿見場。
阿見場「(なんだこのパワー!!しかもこいつ…俺がジャンプして間合いをとる間に逆に間合いを詰めただと!?
そんなバカな!!)」
霞浦「…やるじゃない。俺の攻撃を防御するなんて。」
霞浦も後方へ下がる。
阿見場「ぐっ…」
あまりのパンチの重さに阿見場の腕が痺れる。
阿見場「(こいつ…マジか…)貴様…生身か。」
霞浦「それがどうした。」
阿見場「…。名は何だ。(まさか…)」
霞浦「霞浦。霞浦雄飛。」
阿見場「(こいつが…‘伝説の一族’霞浦一族の末裔!!!)
そうか。いい名だ。」
霞浦「そりゃどうも。」
阿見場はエラーを解除する。
霞浦「なんだ。やる気なくなったのか。」
阿見場「ああ。その名を聞いたら俺と貴様では決着がつかん。
それよりここにレールガンが飛んでくる。ここから離れなければならん。」
霞浦「その必要はない。レールガンは既に発射され、途中で爆発した。一人の犠牲者が出たがな。」
阿見場「なに?」
霞浦「分かるんだよ俺は。」
阿見場がタブレットを取り出すと一ノ瀬の生命反応が消えていた。
阿見場「何だと!!!」
霞浦「さぁ。続けようぜ。
闘いをな!!」




