偉大なる組長
決着はついた。
殴山「!!!」
織田「ゴプ…」
大量に流れる血。
殴山の腕が、織田の胸を貫通していた。
その腕を引き抜く殴山。
織田の胸は大きく穴が空いて後ろの景色が見えていた。
殴山「な…何故だ…。なぜ…攻撃を止めた!!」
織田は殴山の攻撃が当たる前に攻撃を止めていた。
織田「はっ…はっ……。殴山…。」
織田は弱弱しい声で話す。
織田「お…俺は………。お前の…事……愛して……いた。
殺せる……わけない…。」
殴山「!!」
かつて織田は阿見場の復讐に反対していた。
だが、阿見場の圧倒的な力を前に太刀打ちできなかったのだ。
阿見場は言うことを聞かなければ天朧會を滅ぼすと脅されていた。阿見場の力は本物なので、織田は言うことを聞くしかなかった。
そして、殴山と御巫の接触を小耳に挟んだ阿見場は、織田に殴山を殺すよう命令したのだ。
織田は、殴山が死んでいないと信じていた。
もし、殴山が病院に運ばれてるのなら、そして、事件が起きたとき目覚めているのなら、殴山は必ず俺たちの所へ来るだろう。
そう考えた織田は、生身では危険なので極秘に入手していたDr.Kの覚醒βウイルスを各病院に配っていたのだ。
殴山という男が来たら注入するようにと。
子供がいない織田は殴山を我が子のように慕っていた。
そんな殴山を殺す事などできるはずがなかった。
阿見場の前では、阿見場に反抗するような事はできない。
これが織田の精一杯のカバーであった。
殴山「そんな…」
織田「ふふ……。殴山……。強く……なったな…。気を…つけろよ…。阿見場は……強い…。御巫をカバーしてあげ…ろ…………。」
殴山「お…織田……。」
最後まで家族愛を通しきり
偉大なる天朧會組長
織田大和
午前6時5分
死亡
42歳であった。
殴山「お…織田さーーーん!!!!!!!!
うおおおお~~!!!!!!」
勝者
殴山。
まだ、殴山が織田と交戦してる時。
音無側。
時刻はまだ午前5時55分。
一台のジャスティスの車が国会議事堂前に到着する。
降りてきたのは霞浦と天野。
天野「う…この異臭……。きゃー!!し…死体が!!」
霞浦「わわわわ!!天野さん!!こっちこっち!!」
天野「え!!音無ちゃん!!」
二人は瀕死の音無を発見する。
天野「音無ちゃん!!しっかり!!!」
目は覚めない。
天野が音無の血脈を確認する。
天野「大丈夫!!生きてる!!
でも出血がひどい!!早く手当をしないと!!」
その時、滝澤が目を覚ます。
滝澤「お…の…れ~!!!」
滝澤の二つのうち、一つは潰れてしまっていた。
滝澤「こ~ろ~してやる~!!!」
天野「だ…誰!!」
刹那、霞浦が大声で叫び出す。
霞浦「天野さん!!危なーい!!!」
天野「へ?」
天野が後ろを振り向くと、御巫に倒されたはずの戸神が戦車の砲塔を振りかざしていた。
戸神「ぐおお~!!!み…御巫はどこだ~!!!」
天野「きゃ~~!!!」
危機迫る!




