激突 御巫VS阿見場
国会議事堂では御巫が阿見場の後を追っていた。
周辺には中で警護していたジャスティス隊員達の姿があった。
その隊員達も重症を負っている。
御巫「阿見場~!!!どこいった~!!!くそー…逃げ足の速いやつめ…」
国会議事堂の中に入った事のない御巫は進路に迷っていた。
隊員「う…おい…」
御巫「おい! 大丈夫か!?」
隊員「早く…奴を…」
御巫「どこにいった!?」
隊員「地下だ……早くしないと…手遅れに…」
御巫「地下だな!!わかった!!」
御巫はジャスティス隊員が指差す方向へ向かうと、関係者以外立ち入り禁止の文字が書いてある扉を見つける。
御巫「ここか…」
中へと入るとさらに扉があり、その扉を開けると地下へ通じる階段を発見する。
御巫が足音をたてないように階段を降りると、10畳程の空間があり、奥には核シェルターと思われる鉄の扉があった。
その扉の前に男が一人。
阿見場「おう。変な真似はするなよ…。」
阿見場の傷は既に完治していた。
だれかに連絡とっていた様子の阿見場は御巫の気配に気づく。
阿見場「遅かったじゃねーか。死んだのかと。」
御巫「気づいていたか…。」
御巫はシェルターの扉を見ると傷がついてる事に気づく。
御巫「どうやら開けられなかったようだな。」
阿見場「ああ。随分堅い扉だ。感心したよ。簡単に開けられたらすぐ皆殺ししてたのにな。残念。」
御巫「なぁ阿見場。終わりにしようぜこんな事。なんの意味があるよ。」
阿見場「コゾーなんかに…俺の何がわかる!!この‘世’はクソだ!!俺はそんな世を…破壊する!!」
御巫「お前の過去に何があったかなんて詳しくは知らねーが…そんな事はさせない!!当然俺の…俺の両親を殺したのもゆるさねぇ!!!」
阿見場「お前の両親を殺したのもこの世がそーさせたのだ!!所詮この国は優秀な奴しか生きられない…そんな世の中なんだよ!!!」
ブン!!
阿見場は腕をエラーにし、御巫を襲うがかわされる。
キィィィ……
御巫「わけわかんねぇよ!!!」
ガキン!!
腕のエラーで阿見場を殴ろうとするが、足でその腕をなぎはらう阿見場。
御巫「くっ!」
阿見場「甘い!!ふん!!」
ズムッ!!
阿見場の掌底が御巫の腹に深く入る。
御巫「おえっ…!お…重い…」
阿見場「クソが…。」
阿見場は階段をかけ上がりだす。
御巫「待てや…ゴホッゴホッ…」
御巫も腹をおさえながらその後を追う。
阿見場「(こんなに扉が堅いとはな…)」
阿見場が国会議事堂の外へ出ようとした時、御巫は叫びだす。
御巫「弱虫が!!」
阿見場「あ?」
阿見場もその足を止め、御巫の方を見る。
阿見場「貴様…今なんと…」
御巫「弱虫って言ったんだよ!!このバァカ!!お前さっきから逃げてばっかだなぁ!!怖いんか!!?
この俺が!!どうせお前なんか…!」
ヒュン!!
御巫の移動スピードより遥かに速いスピードで動き、御巫を蹴り飛ばす。
蹴り飛ばされた御巫は壁を突き破り、そこは大広間であった。その大広間の壁をさらに突き破り、全体会議室まで飛ばされる。
阿見場「そこまで死にたいか!!なら殺してやる!!」
御巫「ゴプ…!!」
大量に血を吐く御巫。
御巫「あ…う…」
意識が朦朧としている御巫の首根っこを阿見場が左腕で掴み、地面に叩きつける。
阿見場「何が弱虫!!!何にも知らねぇ奴が!!でかい口を叩くな!!何が正義だの守るだの!!くだらねぇ!!
お前なんかには…何も守れやしない!!バカなジャスティスのように、お前らの仲間だった武内とか言うガキのように…
死んでくだけだーーー!!!!!」
御巫「!!」
この言葉が、御巫の中で一線を超える。
御巫の首を掴んだままの阿見場の腕を御巫が弱々しく掴む。
阿見場「何だまだやんのか。あん?」
その時、御巫から黒いオーラが一瞬だけ放たれ、目が緋色に変色する。
阿見場「な…何だ!!!」
あまりの様子に阿見場の背筋が凍る。
次の瞬間、御巫は異常な力で阿見場の腕を握り潰す。
阿見場「うぎぃやぁ~!!!な…何~!!!」
阿見場は御巫の腕をはらい、後方へ下がる。
腕の骨は砕かれ、筋肉は断裂し、原形を留めてなかった。
阿見場「今のは…いったい…!」
御巫の方を見ると緋色の目は元に戻っていた。
御巫「テメー…。いい加減にしろ…。何も守れねぇだと…。」
フラフラと立ち上がる御巫。
御巫「もう何も俺は失わねぇ!!!!!」
阿見場「殺す!!!!!」




