二つの喜び
月日がさらに流れる。
Dr.Kは、研究のあと阿見場の謎の実験を写真に収めてはそれを解析する日々を送っていた。
そしてある日。
聡史「やったぞ…。ついに完成したぞDr.K! これで世界は救われる! 阿見場もよくやった!」
Dr.K「やりましたね!御巫さん!」
阿見場「…」
聡史「しかも聞いてくれ! 俺にガキが産まれたんだ!名前は零! 御巫零だ!」
Dr.K「えー!?本当ですか!? それはめでたい!」
阿見場「…」
部下たちも薬品の完成と新たな命の誕生に歓喜している。
聡史「今度ぱーっと温泉にでも行こう! 俺はすぐにレポートをまとめて学会に発表してくる!」
その後、学会にて聡史の研究及び薬品は認められ、実際に医薬品として使用される事になった。
医薬品は世界の医療で使用され、その功績から国の直属の組織へと発展する。
そして5年後、アライブはさらに大きく発展し、さらなる研究に入ろうとした時、事件はおきた。
聡史「大丈夫か?」
ユカ「うん!大丈夫! ありがとう!」
御巫ユカ。
零の母親にして、両足が不自由である。
聡史「零は元気か?」
ユカ「貴方に似てすごい元気だよ!? 今は幼稚園でお友達と楽しく遊んでるんじゃないかな?」
聡史「そうかー。早く会いたいな!」
ユカは今日、聡史の薬品で両足を治療しにきたのである。
聡史「今から薬品を注入する。なんか体に異変を感じたらすぐに言えよ?」
聡史は薬品の準備をする。
それを眺める阿見場とDr.K。
Dr.Kは何気なく阿見場の顔を見ると、背筋が凍った。
その顔はまさに今から何か犯罪をするかのような、不適な笑みを浮かべてた。
その手には注射器を隠すように握っているのが分かった。
阿見場の視線の先にはユカがいる。
まずい!!
Dr.Kは先の事を察して阿見場を取り押さえようと動いたとき、阿見場はユカの元へダッシュした!




