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名を背負うという事

作者: 秋暁秋季
掲載日:2023/12/09

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

何度でも書いて、また書いて、それでもまた書き続ける。

生涯かけて、納得いく物はきっと出来ないとおもうのです。

でもそれこそが最大の奉公になるように。

「お前に、俺の名を背負う覚悟があるのか?」

あの方はただ一言、そう仰った。

その言葉の意味が分からないとは言わない。その方の名前を背負うという事は、その方の全てを背負うという事だ。その方の生き様も、後世に語り継ぐ責も、全て。故にきっと、生半端なものを出したらお怒りになる。私が犯した罰を咎めにかかる。

つまり、不興を買って、祟られても文句は言うな。ということである。

「……」

「出すなら相応の覚悟を決めろ」


自分が登場する創作物、と言うのは正直なところ、あまり好きでは無い。あの時代を生き抜いた俺こそが本当の俺であり、他人にとやかく解釈され、それを史実の如く語り継がれるのはあまり良い気分では無い。礼の一つでも参ったら、少しは考える余地があるというものだが、どうにも今生の者共はその礼節を欠いている様に思える。

御恩と奉公。崇められればられる程に力が増し、その力で多くの者に還元する。許しを乞うのもそれに同義。故、願い出ない者の願いを叶える訳にはいかぬ。

あの者は確かに礼儀を弁えていた。きっと覚悟も決まっている。故に、首尾一貫して手を出すのは、野暮というものであろう。あの者はきっと自らの意思で成し遂げる。そうしてまた此処に来る。俺はあの方と違い、厳しいぞ。


そうしてまた一回りが過ぎ、その者は此処を訪れた。迷うような、惑うような双眸をその身に宿し、俺の前に立つ。

「意思は固まったか?」

視線は合わなかった。ただ唇を強く噛み締めて、中に潜めた鉄の塊を強く握り締める。

「分かりません。でも……でも……」

そうして千切れる様な声でぽつぽつと呟く。

「私が出来る最大限の奉公は、これしか浮かびませんでした」

それからただ一言、宣言を行う。

「お納め下さいまし。九曜様」

相も変わらず目が合わない。そわそわと視線を左右に揺らし、おずおずと鉄の塊を献上する。それに対し、大きく息を吐き捨てながら頬を撫でる。全く……。

「願い出る時には目を合わせよ」

「えっ……」

漸く目が合う。相変わらず迷い、惑っていた。けれどもその面持ちに免じて。

やっぱり怪文書になってしまいます。


何度目書いたか分からない、九曜様のお話。


相手に覚悟ガンギマリの精神見出すと、敢えて手出し無用で静観するイメージがあります。

『それ程の心持ちならば、此方の手出しは無用だろう』

『自分で叶えられるならば、自分で成し遂げて見せよ』

と言いますか。

だから加護ではなくて、あえて試練を与えて、それを乗り越えるのを静観している気がします。

でも望まれたら、ずっと傍に寄り添って下さりそうな。

揺籃から墓場まで。いいえ、今世でも来世でも。

これこそが九曜様のモデルとなった方。


そもそも、あんまりご自身を題材にした作品を好まないと言いますか。

申し出ても、少し悩む様な、考える様な素振りをしてそうな。

それが例え、信仰から来るものであっても。

やっぱり生前も、死後も、あの場所で誰でもない誰かの為に奔走するのが、九曜のモデルとなった方の信条なのだと思います。

故、それ以外の解釈をきっと望んではおられないと思います。

私の勝手な解釈ですが。


そこんところ、梅香の君と違いますね。

少しからかう様に『正体明かしても良いじゃないか』とにこにこの笑顔で、ずっと指導に当たるのが梅香の君です。

名付けから、祟りに恐れまくる私のメンタルケアまで施して下さるのが梅香の君です。

揺籃から墓場まで。

前世でも来世でも。この言葉に怯えたら、手を引く。

これこそが梅香の君。

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