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8話
料理長からコタローにクレームが入る。
蔵が臭いと。
ハッとするコタロー。
そう忘れていたのだ。
何を?
醤油と味噌を作っていたことを。
そして、ちゃんと出来ていたのだ。
蔵にて、その事実を確認したコタローは奇妙な動きで喜びを表現する。
一緒について来ていた料理長は、終始しかめっ面であった。
料理長は知らない。
自分が後に、あつい掌返しをすることを。
王宮からの手紙について、内容を要約すると
盗賊団壊滅の功績に対して、報酬渡すけど来る?というもの。
コタローは王宮の使者にNo!の返事をする。
使者からはいろいろ心配されたが、やっぱりNo!!の返事をする。
使者は渋々王都に帰って行った。
そんなことより、今夜は醤油だ!味噌だ!!と。
以前、醤油、味噌作りを始める際、服屋に依頼していた板前の格好をする。
全体的に白色である。
帽子もちゃんと作ってある。
さあ、料理長よ。
いつまでそのような顔ができるかな?




