5話
人が増えれば楽になると思っていた時期もあったコタローではあるが、現実は違った。
元々のクランメンバーは、ダークエルフ姉妹を加えて33人。
そして、ゴブリンから救出した女性五人と、ここに盗賊のアジトから救出した女性68人を加えると合計106人である。
多すぎである。
「柴桜城」に住んでいる者たちは、「マジックスコール」五人、「ヴァルキリーウイング」五人、「春風」五人、「柴九衆」七人、ダークエルフ姉妹二人、副料理長のリズを除く料理人四人、ゴブリンから救出した五人、盗賊のアジトから救出した68人。
合計101人。
ワンちゃんではない。
コタロー宅に住んでいる者たちは、コタロー、「レッドボンド」五人、「懐刀の隠れ里」三人、副料理長のリズ、メイド嫁四人、子供たち六人。
合計20人である。
料理長を含む料理人の女の子四人には、「柴桜城」に引っ越しをしてもらった。
「柴桜城」は101人が住んでも、まだゆとりがある。
問題は食事である。
料理人の数が足りない。
なので、可能な限り、「柴桜城」で皆一緒に食事をとっている。
救出した68人はいろいろあったのだろう。
コタローを含む男性陣に怯えた様子を見せる。
コタロー以外はまだ子供といっても、やはり怖いらしい。
当分戦力には入れられないだろう。
今回の盗賊団壊滅の功績として、コタローの冒険者ランクがCに上がった。
依頼達成金、褒賞金も結構な額を手に入れた。
他のメンバーもランクを上げられたのだが、全員辞退。
戦ったのがコタロー一人だったのだから、彼女らの心境は当たり前であろう。




