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7話
更に更に一年後、修行内容に
1.居合切り?
2.二刀流?
3.魔力制御?
が加えられていた。
ボブ爺に短めの二振り目の刀を依頼し、作ってもらった。
銘は「小柴丸」
これはちゃんとお金を支払った。
この頃にはスキルを使って、イメージ対人戦トレーニングの時間に多くをさくようになっていた。
そして終に、大木をロープの背負い投げで倒すことに成功する。
だがしかし、新たなスキルは発言しなかった。
その代わりにLv1にしてステータスの大幅アップに成功する。
一応の言い訳として、コタローのスキル『動画再生』で見ることができる動画には音声が無い物が多くあった。
特に武術関連には音声が無い物が多く、コタローはほぼほぼ見て動きを真似するぐらいしかできなかった。
それでもこの男、手探りながらも修行を三年間続けたことは大したものである。
いろいろな感情がない交ぜになりながらも、当初の目的、自分を鍛えることに成功したと気持ちを切り替えたコタローは冒険者生活の本当のスタートを決意する。